NanoPi NEO2(arm64)用にFilebeatをビルド

「がとらぼ」ではホスト(サーバ)からの情報収集にcollectdを使ってたけど、collectdばかりでは面白くないのでElastic社の軽量エージェントBeatsも使ってみたいかなと。
Beatsはいろいろな機能別beatのシリーズ名みたいなものなのでBeatsという名前のアプリがあるわけではない。今回はログファイルを監視して追加されたログ(行)を送信するFilebeatをNanoPi NEO2 (arm64)用にビルドしてみたい。
ちなみにcollectdでログファイルを監視するならtailプラグインが似たようなもの。ただし、collectdでは基本的に(絶対的に?)文字列の値は送れなくて該当するログの行のカウントや数値だけなので文字列の値(ログそのもの)を送りたいならcollectdは外れるかな。

以下、コマンドの前(行頭)が $ のコマンドは一般ユーザーで実行、 # のコマンドは管理者として実行。(コマンドの前に sudoを付けるか su - でrootになってから実行)
また、この記事ではNanoPi NEO2のOSはarmbianのdebian stretch。違うディストリビューションでは標準で入っているパッケージがarmbianとは違うかもしれないので必要に応じて足す。

ビルド準備

BeatsはGo言語で書かれているということなので先ずはGoのインストール。

# apt-cache search golang
# apt-get install golang-go

apt-cache searchでGo言語のパッケージ名のキーワードとして golang を探す。表示されたリストにそれらしきパッケージ名が存在すればOK.
apt-get install でパッケージ名を指定してインストール。


~/.bashrc (追記)
export GOPATH=$HOME/.go

GOPATHを指定しておく。場所はどこでも良いので今回は自身のユーザーディレクトリ下の.goということにする。ディレクトリそのものは後で勝手に作られる(筈)。

Beatsの入手

$ go get github.com/elastic/beats
$ cd ~/.go/src/github.com/elastic/beats

$ cd filebeat
$ git checkout v5.6.7
(または最新6系ならgit checkout v6.2.2)

ビルドとインストール

上から引き続きで実行
$ GOARCH=arm64 go build
$ cp -p filebeat /usr/local/bin/
# cp filebeat.yml /etc/
# mkdir /var/log/filebeat
# mkdir /var/lib/filebeat

FreeBSDに慣れてるので/usr/local/bin にしたけどfilebeatの置き場所は好みで。下のサービス設定用ファイルのfilebeatのpathも置き場所に合わせる。

/lib/systemd/system/filebeat.service (新規)
[Unit]
Description=filebeat
Documentation=https://www.elastic.co/guide/en/beats/filebeat/5.6/index.html
Wants=userwork-online.target
After=network-online.target

[Service]
ExecStart=/usr/local/bin/filebeat -c /etc/filebeat.yml -path.data /var/lib/filebeat -path.logs /var/log/filebeat
Restart=always

[Install]
WantedBy=multi-user.target

設定

### 入力 ###
filebeat.prospectors:
    -
        input_type: log
        paths:
            - /var/log/*.log

### 出力 ###
#elasticsearhに送る場合 (送信先 ホスト192.168.0.2 ポート9200)
#output.elasticsearch:
#  hosts: ["192.168.0.2:9200"]

#logstashに送る場合 (送信先 ホスト192.168.0.2 ポート5043)
output.logstash:
  hosts: ["192.168.0.2:5043"]

テストなので/var/logにあるファイル名が.logで終わるファイル全部を監視する。

Filebeat起動

# systemctl enable filebeat.service   #←サービスを有効化 (1回のみ)
# service filebeat start              #←サービスを開始

データ受信側 Logstashの設定

/usr/local/etc/logstash/test.conf (テスト用設定ファイル)
input {
    beats {
        port => 5043
    }
}

output {
    stdout { codec => rubydebug }
}
テスト用の出力先は標準出力とする。

テスト用Logstashの実行

# /usr/local/logstash/bin/logstash  --path.data /tmp -f /usr/local/etc/logstash/test.conf

既に動いているLogstashと別にLogstashを実行するときは--path.data でどこか書き込み可能なディレクトリを指定する。
コマンド実行から暫くは反応が無いように見えるかもしれないけど待っていればlogstashのメッセージの後にfilebeatからのデータが表示されるようになる筈。
なお、ログの表示が停まった場合はログが追加されるようなこと(例えばNanoPi NEOにログインし直すなど)をすると新たなログの行が追加されてそれが表示される(筈)。

{
    "@timestamp" => 2018-02-27T11:55:04.563Z,
        "offset" => 77635,
      "@version" => "1",
    "input_type" => "log",
          "beat" => {
            "name" => "nanopineo2",
        "hostname" => "nanopineo2",
         "version" => "5.6.7"
    },
          "host" => "nanopineo2",
        "source" => "/var/log/auth.log",
       "message" => "Feb 27 11:55:01 localhost CRON[1753]: pam_unix(cron:session): session opened for user root by (uid=0)",
          "type" => "log",
          "tags" => [
        [0] "beats_input_codec_plain_applied"
    ]
}

こんな感じのが次々に出力される。

関連記事:


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です