Elastic Stackでシステム監視 Heartbeatを使う準備

Heartbeatは各ホストにインストールする必要がないタイプのbeatsの1つ。他所のホストにpingを飛ばしたりhttpでアクセスして反応を見るというもの。ホストがWindows, Linux, xBSDならMetricbeatやFilebeatを入れて、またはSNMP(または他の監視機能)付きのアプライアンスならそれで情報を取れば良いのだが、「管理機能付きアンマネージド(意味不明)」な安物L2SWや家庭用程度の無線LANのAPやIP電話機などはbeatsをインストールすることも出来ずSNMP等も無いことが多いので死活監視をするとしたらpingや管理画面のウェブにアクセスして反応を見る程度になる。その程度でも機器が多い環境では死活監視できるのはありがたい。

インストール

FreeBSDのportsではHeartbeatはMetricbeatやFilebeatなどと一緒にインストールされるのでそれらを既に使っているならインストール済みの筈。

beatsは初めてというなら一応、以下。
# cd /usr/ports/sysutils/beats
# make install
# sysrc heartbeat_enable=Yes
heartbeat_enable:  -> Yes

FreeBSDのportsでは各beatsの実行ファイルと簡易版の設定ファイルの雛形だけがインストールされる。
できれば下のファイルも/usr/local/etc/あたりにコピーしておくと便利。Elasticのウェブサイトのドキュメントでは設定の情報を探すのが大変なので。
/usr/ports/sysutils/beats/work/src/github.com/elastic/beats/heartbeat/heartbeat.reference.yml

存在しない場合は
# cd /usr/ports/sysutils/beats
# make extract
# cp ./work/src/github.com/elastic/beats/heartbeat/heartbeat.reference.yml /usr/local/etc/
# cp ./work/src/github.com/elastic/beats/libbeat/_meta/
# make clean

Heartbeatの設定

/usr/local/etc/heartbeat.yml
#== Configure monitors ==
heartbeat.monitors:
# 監視対象1 IP-Phone #155
- type: icmp
  schedule: '@every 600s'
  hosts: ["192.168.6.155"]

# 監視対象2 LAN#4 Wi-Fi AP#2
- type: http
  urls: ["http://192.168.2.248/admin"]
  schedule: '@every 600s'

# 監視対象3 L2SW-LAN#5
- type: http
  urls: ["http://192.168.0.250"]
  schedule: '@every 300s'

#== Elasticsearch template setting ==
#setup.template.enabled: true
setup.template.name: "heartbeat"        #インデックス名を変更する場合は必要な設定(下の方)
setup.template.pattern: "heartbeat-*"   #インデックス名を変更する場合は必要な設定(下の方)

setup.template.settings:
  index.number_of_shards: 1
  index.codec: best_compression
  #_source.enabled: false

#== Dashboards ==
setup.dashboards.enabled: false
#setup.dashboards.url:

#== Kibana ==
#setup.kibana:
#  host: "127.0.0.1:5601"

#== Outputs ==
#output.logstash:
#  hosts: ["localhost:5044"]

output.elasticsearch:
  enabled: true                         #←この行が無いとelasticsearchに出力されないが簡易版の設定ファイルには書かれて無い
  hosts: ["localhost:9200"]
  ssl.enabled: false                    #SSL無効
  index: "heartbeat-%{+yyyy.MM.dd}"     #インデックス名を変更 初期値はheartbeat-バージョン-日付

  #username: "elastic"
  #password: "changeme"

#== Logging ==
#logging.level: debug
#logging.selectors: ["*"]
#logging.to_syslog: false
#logging.to_files: true
#logging.files:
#  path: /var/log
#  name: heartbeat.log

今回はHeartbeatなので出力するデータにそれほど無駄な内容はない筈。なのでLogstashでデータ加工をする必要はない。そこで、Heartbeatから直接elasticsearchに出力させることにした。
その場合、41行目が大事。

Heartbeat用テンプレートの登録

少なくとも「FreeBSDのportsでインストールしたHeartbeat 6.2.3」では上の設定でHeartbeatを起動するとタイムスタンプが「日時」ではなく「文字列」として認識されるためテンプレートを指定して@timestampの値を強制的に「日時」にする。今回はテンプレートで指定するのはタイムスタンプだけとする。

Elastic Stackでシステム監視 Heartbeat 1
Kibanaで左列のでDev Toolを開き、以下を入力してで実行する。

PUT /_template/heartbeat
{
"template" : "heartbeat-*",
  "mappings": {
    "doc": {
      "properties": {
        "@timestamp": {
          "type": "date"
        }
      }
    }
  }
}

右列の結果欄に  "acknowledged": true   が表示されること。

同様に  GET heartbeat-2018.04.18/_mapping   などのように"heartbeat-今日の日付"でマッピングを取得し、右列の結果で@timestampのtypeがdateという表示であればOK.
ただし、これはheartbeat起動後。

ここまでやったらHeartbeatを起動する。

# service heartbeat start

Kibanaでインデックスパターンを登録

Elastic Stackでシステム監視 Heartbeat 2
左列のManagementを開き、Index Patternsをクリック。

Elastic Stackでシステム監視 Heartbeat 3
[Create Index Pattern]をクリック。

Elastic Stackでシステム監視 Heartbeat 4
Index patternのテキストボックスに heartbeart-* を入力する。このとき下部にhearbeat-yyyy.MM.ddのインデックスが表示されていること。(無ければ登録できない)
[ Next step] をクリック。

Elastic Stackでシステム監視 Heartbeat 5
Time Filter field nameのプルダウンメニューが表示されていること。ここでプルダウンメニューが表示されていなければタイムスタンプとなるフィールドが存在しないと認識されているのでテンプレートの登録が正しく行われていない筈。
[]をクリックしてリストから @timestamp を選択する。
[Create Index pattern]をクリック。

Elastic Stackでシステム監視 Heartbeat 6
heartbeat-*のインデックスパターンが表示されていることを確認。違うインデックスパターンが表示されているなら上部でheartbeat-*を選択する。
フィールドリストの@timestampの右側に(時計アイコン)が表示されていること。

これでHeartbeatのデータをKibanaで使える状態になった。
Kibanaでの死活状態の可視化は次回。

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