法事で困る「皆さんもご一緒に」というアレ

お坊さん
© いらすとや

若い頃は殆ど参加したことがなかったのだが、オッサンになってやたらと発生するようになったイベントが法事。
元々全く信心深くないので自分の家の宗派も良く判ってなかったのだが、法事の数をこなすと流石に親戚のどの家がナニでお寺が何処とか憶えるようになって、ようやく自分の家の宗派だの寺だのも理解するようになった。順序逆?

個人的なことではあるが、「がとらぼ」の中の人の親戚筋や実家の周囲含め地域的にも浄土真宗が多いみたい。東と西は両方同じくらいある。浄土真宗というのは人が死んだら(ほぼ?)無条件ですぐに仏になるということらしいので、亡くなった人の為に何かを祈る必要はない筈。流石に葬式はするにしても、49日の法要とか一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌って要らなくない?と思う。
法事でお坊さんが来てお経を幾つか読むのが1時間ちょっとくらい?全く何を言っているのかわからないのを「なんかわからんけどありがたい」と思って聞かなきゃならないらしい。だけど、お経を現代語に訳したものを眺めたところ別に亡くなった人の為に何か言ってるわけでも何でも無くて、まぁ要するにキリスト教の神父・牧師が教会で日曜日に説教するのと大して変わらない。でも解らない言葉で話されても意味なくない?お坊さんによっては「生きている皆さんのために」みたいな話をする人もいるけど、でもあんた皆に背を向けて仏壇に向かってわからないことをゴニャゴニャ言ってたよね。と、いうことで、なんでそんなのに来て貰わなきゃならないか、高い金払ってるのかわからないのが正直な気持ち。不謹慎?

お経は何を言っているのかわからないので現代語訳を事前にインターネットででも見ておく。今から「阿弥陀経」を読むとか言ってたな、阿弥陀経は阿弥陀仏の国である「極楽」についてウニャウニャ書いてあるんだっけ。極楽は退屈で長居したくはない雰囲気なのでディズニーランドとかUSJの方が楽しそうとか考えてたら気が紛れる。

問題は、田舎の浄土真宗の法事だとほぼ間違いなくお経の後に「正信偈」という偈文を「皆さんもご一緒に」ということで読まされること。正信偈の後に和讃というのと回向というのがバリューセットになっていてさらに和讃の部分に念仏「なむあみだぶ」(東)「なもあみだんぶ」(西)というのが何度も入ってる。正直、正信偈は我慢できる、最後の回向も短いので我慢できる。途中の念仏和讃がどうにも我慢ならない。足痛いし。
正信偈の節回しは宗派ごとに違うだけでなく1つの宗派の中にも数種類あるらしく法事で坊主がどれで読むのかは自分のような素人にはわからないが、とにかく異常に遅いのがあって、それが地獄。特に苛つくのが念仏の部分。「ナ〜〜〜〜〜〜〜〜〜、ナ〜〜〜〜〜ム〜〜〜〜〜ア〜〜〜〜〜ミ〜〜ダ〜〜〜〜〜〜〜ブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」とかやられた日には坊主を後ろから袈裟斬りしたくなる。

さて、皆で一緒に唱和ということなのだが、田舎の年寄り達は子供の頃に正信偈を憶えさせられたらしいが、少なくとも自分は正信偈なんて成人するまで知りもしなかったしオッサンになった今でも暗記していない。稀に子供の声で正信偈を読んでるのが聞こえることがあるので最近の子供でもどんな育て方なのか習ってる子は習ってるみたいだが。
気の利いた坊さんは自分でオレンジ色の表紙の本をたくさん持参してて正信偈の前にそれを配布して「○ページ目から○ページまでです。」と教えてくれるので、節回しは実際に読まれるまでわからないけど、まぁなんとかなる。でも、中には正信偈は知ってて当然、知らないなら本を持ってこいみたいな坊主もいるのでこれが困る。よく知る親戚の家なら、「あの家は『お西さん』だから本願寺派用の在家勤行集を持っていくか」というのもできるが、その家の宗教・宗派を知らずに出席する場合はそんな準備はできない。そうすると、皆が読んでる中で一人でポケーッとするしかない。これが20〜30分ほど続くのが正直たいへんツラい。

で、思ったのは「あの本」大きさが閉じた状態でスマートフォンよりちょっと大きいくらいだよね。(実際にはサイズは1つではないみたいだけど)
じゃあ、インターネットで見られるようにしておけば良くね?で、門徒の多い(浄土真宗の)東西のどちらでも使えるようにすれば、役に立つこともあるよね。
正信偈だけであればググったところ既にあるのだが、念仏・和讃・回向もセットになってるのは見かけないし、まして念仏・和讃部分の東・西の違いに対応しているのは無さそうなので作ってやれ。
ついでに正信偈以外にも手を広げて、さらに浄土真宗以外の法事でも使えるように取り揃えたら良くないかしら?←いまここ。

ということで、例によって「悪いインターネット」に作ってみた。
すでに出来ているもの。「お経など」のページ。「正信偈

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です