30年ほど前のSONY短波レシーバーの思い出

SONY ICF-2001D
中学生の頃、憧れていたのはSONYのICF-2001D (Voice of Japan) 定価69800円というマルチバンドレシーバーだった。

SONY ICF-7600D
しかし、ICF-2001Dはバイトもできない中学生が気軽に買えるものではなかったので、その廉価モデルともいえるICF-7600D (NewsPort)を購入。マルチバンドレシーバーなんて普通の人は欲しがらないので取り寄せになって割引きも殆ど無し。廉価版で定価46800円はちょっと高い。でも、当時としてはこの価格で長波・中波・短波・超短波(FM)とSSB/CW対応でPLLシンセサイザー方式のデジタルで選局可能、しかもコンパクトというのは素敵だった。チューニングはダイヤルを回さないと気がすまない人たちには嫌な機種だろうけど。
ちなみに上の画像で見えている本体から生えているロッドアンテナはVHFのFM放送の受信用ね。

短波(2~30MHz)は漢字の通り波長が短いということになってるけどそれは長波や中波と比べれば短いということであって波長自体は10〜100mもある。アンテナの最適な長さは受信する電波の1/2ということで5〜50mということになるが、流石に50mのアンテナは張れない。15MHz程度で波長が19m程度、その半分だと10m弱となる。 海外から、遠くは地球の真裏からの電波を受信しようとすると10m+α(架設部)ほどのワイヤーアンテナを屋外(屋上)でビョーンと張って、アースもしてって結構大変。

SONY AN-60
そこでSONYのAN-60という逆L型のアンテナを購入した。ワイヤアンテナの太さは皮膜込みで現在のUSBケーブル程度。アンテナを吊るための碍子付きロープとかアース棒までセットになったやつ。中学生の小遣いでも買える3000円以下だったと記憶している。(調べたら定価2500円でした)
内容で見るとお値打ち価格よね。

SONY AN-1
小型のアンプ付き外付けマルチバンド対応1.5mロッドアンテナのAN-1あたりは高くて手が出なかった。他社のアンテナも性能が良いのはたくさんあった筈だが、当時は地方にいて知識・情報あらゆるものが不足していたので諦めた。
AN-1はAN-12に型番が変わって最近まで?販売されていたみたい。

短波放送は国内のAM/FM放送のように周波数を1度合わせれば24時間聞き続けられるようなものではなく、短ければ30分とか1時間,2時間とかの時限放送で、時間帯によって放送に使用される周波数(いくつか割り当てられたもの)が違ったりするので、番組のプログラムと周波数を把握しておかないと聞きたい放送が聞けないという面倒なもの。ラジオ関係の雑誌とかで情報を仕入れられなければ放送中にアナウンスされる周波数をメモるとか必要だった。
海外の放送が聞こえたらメモ程度の受信状況レポートを書いて、放送局に送るとベリカードが貰えたのが嬉しかった。電波状況が悪くてもモスクワ放送の英語放送はよく聞こえた。北朝鮮の放送も受信できた記憶はあるけど興味が無かった。
まぁ1㍉も無線(アマチュア無線含む)には興味がなくて、全くもってラジオマニアでもないので聞くのはBBCとかVOAが殆どだったかな。特にVOAはスペシャルイングリッシュという少しゆっくりめで喋ってくれる番組があって好きだったかも。もっとも、BBC, VOAを聞く程度なら総額5万円もかける必要はなく、当時でもはるかに安く揃えられたんだけど。

SONY ICF-7600DS
ICF-7600Dを買った後にICF-7600DSという改良機が出て、形やレイアウトという点では変わらず性能的にも多少しか変わらず特に「これは!」というのは無かったけど、ICF-7600DSの方が落ち着いた色合いだったのがちょっと羨ましかった。

ICF-SW1
1988年だか1989年以降に発売されたこの手のレシーバは型番がICF-xxからICF-SWxxになる。
ICF-SWxx型番の最初のモデルICF-SW1(定価5万円程)はICF-7600xをギュ〜ッと小さくして掌に乗るサイズ。当時のSONYのポータブル機器っぽい機種だった。性能面では削ぎ落とされた部分があるみたいだけど。これ、今年発売されても「ふーん」くらいで古さを感じないかも。

SONY ICF-SW77
ICF-SW77(定価7万5千円程)

SONY ICF-SW55
ICF-SW55 (定価5万円程)

1991年か1992年頃に出たゴージャス系のICF-SW77とICF-SW55はICF-2001DとICF-7600Dの関係とよく似ている。ICF-SW55は画面が消えててボタンの文字を読まなかったらラジオとわからないかも。

ちなみに、ICF-7600Dは買ってから10年を過ぎたあたりから音量のスライドを動かすとザリザリと雑音が出るようになり、さらに音量を変えなくてもザリザリ鳴り続けるようになり、暫く使わずに放置していたら電源も入らなくなった。これはPCを捨てるときに一緒の箱に入れてパソコンファームに送ったので、ものすごく運が良ければ再生されてどこかで動いているかも。(これは希望的な夢。おそらく処分されたとは思うけど。)

ICF-7600Dのネットオークションでの中古価格は数千円程度のようだけど、部品交換など整備しないと使い物にならないと思う。IC多用の機種は部品が手に入らないので整備難しいっぽい。交換できるのはコンデンサの類だけ?
ICF-2001Dは1桁前半万円程度。これも要整備品の価格。
ICF-SW1SとICF-SW55は1桁後半万円、ICF-SW77は最初の2桁前半万円程度で整備済み品が出てるよう。

いまだと中華ラジオが進化してるのでラジオ本体がとても安い。
ただ、VOAってもう短波放送やめたんだっけ?BBCも短波放送はだいぶ縮小してるって聞くし。中波はオワコン?

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