ここ最近のバージョンのVolumioでは日本を含む世界中のウェブラジオが非常に多く登録されているので検索するなりジャンル別などから選ぶなりして聴くというのができる。便利。
でも、登録されていない局も膨大。
任意の局を登録して聴きたいという需要は多い筈。で、Volumioではとても簡単に局を登録して聴くことができるようになっているんだけど、意外と知らない人も多い。
今回は日本のNHKとOTTAVAを例に登録してみた。
ウェブラジオの登録方法
メインの「プレイバック」画面。ブラウザの横幅が広ければ左下の「 一覧表示」、狭ければ左上の「」をクリック。
「ウェブラジオ」をクリック。
リスト中の「 マイウェブ放送局」の右側にある「」をクリック。
すぐ近くに「 ウェブラジオの追加」が表示されるのでそれをクリック。
登録できるのが2項目だけという簡単さ(それがアダになっている部分もあるけど)。
「名前」は任意で好きなのを。普通は放送局名を入れる。
UrlにはウェブラジオのストリームURLやプレイリストURLを入力する。傾向としてはM3Uが多いかな。PLSも使えるとある。ウェブラジオのウェブサイトのURLではないので、これは公開されているURLをググるなりして調べる。(後述)
入力したら「追加」をクリック。
ウェブラジオのメニューリストに戻るので今度はリスト中の「 マイウェブ放送局」をクリック。
登録したウェブラジオ局がリスト表示される(ここではNHK東京とOTTAVA)ので聴きたい局をクリック。
これだけ。超簡単。
問題はウェブラジオのストリームURLなどを調べるのが大変な(こともある)のね。
NHK
NHKは最近はRadikoでも聴けるようになってるようだが、NHK自身でも変わらずウェブラジオを提供している。今回はそちら。
NHK自身が提供しているhttp://www.nhk.or.jp/radio/config/config_web.xmlをブラウザで見る。XMLファイルなので普通のウェブページとは見た目が大きく違うけど、見た瞬間に拒否反応さえ起こさなければ普通に判る内容。
聴きたい局の地域までスクロールして、第1、第2、FMの登録したいURLをコピーしてVolumioに登録する。URLは変わるかもしれないので聴けなくなったらURLを調べなおして再登録(登録済みのURLだけ書き換える)。
OTTAVA
個人的にOTTAVAに特に思い入れがあるわけではなく、今回はたまたまで取り挙げた。
公式ウェブでは情報らしい情報が提供されていなかったのでWikipediaさんのOTTAVAのページを開く。
下の方にスクロールする。
「出典・参照」の19番に「2018年11月23日現在のストリームURL」と書かれている。そのリンクURLは2020年2月22日現在も有効なのでリンクをコピーしてVolumioに登録する。
ところで、ottava.jpのウェブサイトを開いた時に表示されるタイムテーブルと、ウェブ上の再生ボタンで視聴できるクラシックチャンネルのストリームURLは
https://ottava-live.webcdn.stream.ne.jp/hls-live/mvqj18ky8u87ske8/playlist.m3u8
こちらは、ちょこっと聴いた範囲では48KHz/32bitだった。無料放送だけどいいね。ただし、超非力なRaspberry Pi Zero Wだとストリームファイルの継ぎ目で2秒ほど再生が途切れるみたい。
不思議なことに日本のウェブラジオはとにかくストリーム/プレイリストのURLを公開したがらない。聴いて貰わなきゃ事業として成立する流れになる筈もなく失敗する未来しかない。只でさえラジオを聴く習慣のある人口は減っているのだから例え1人でも聞いてみようという人を増やさなきゃダメなのに手をこまねくどころか自ら興味を持ちかけの人を拒否するようなことをしている。この3月末にもi-dioが終了するらしいが、そうなるのは当然だった。「試しに聴いてみたいな」と興味持ってくれた人に「聴きたかったら先ずはスマホに専用アプリ入れろ」じゃそりゃ嫌だわ。ウェブサイト上で聴くこともさせないとかもうお話しにならない。あと、スマホでネットのラジオは聴けるだろうけど、熱心なリスナーってスマホで聴き続けるかしら。(若い人はラジオを聴かないという前提のオッサンの思考)
そう考えると、少しでも多くスマホ以外のデバイスでも聴いてもらえるようにしなきゃならない筈だけど日本は逆を行き続けるのよね。日本のラジオは電波での放送が終了すると共に滅びるんじゃないかと思う。
ところでRadiko
Volumioの標準機能ではRadikoは聴くことができない。ウェブラジオの設定で細かいことができないということもあるけどRadikoの場合はそれだけではない。ググると「らじるこプラグイン」経由でゲフンゲフンしてる人もいるようだけど、そんなことまではしなくてもいいんだけどね。代わりにVolumioの・・・・・・。まぁ結局は面倒なんだけど。機会があればいつか別の記事で。
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