赤坂氷川神社

赤坂氷川神社は、その名のとおり赤坂にある氷川神社。
951年(平安時代 村上天皇の治世) 武州豊島郡の古呂故ヵ岡に創祀。
1066年(平安時代 後冷泉天皇の治世) 旱魃(かんばつ)が起き祭事を始める。ハレー彗星の年ですね(中世はこの彗星が来る頃に飢饉がよく起きた)。
1730年 8代将軍の徳川吉宗により赤坂今井台(現在地)に社殿を造営され遷座。

祭神
氷川神社なので素盞嗚尊(スサノオ)、奇稲田姫命(クシイナダヒメノミコト,クシナダヒメ)、大己貴命(オオナムジ)

奇稲田姫は八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の生贄にされそうになっていたところをスサノオにより助けられ結婚する。稲田の神。
オオナムジ(大国主)は古事記ではスサノオとクシナダヒメの6代先の子孫。

最寄り駅は単純に距離で言えば東京メトロ南北線の六本木一丁目駅。その他要因を含めると東京メトロ千代田線の赤坂駅か同じくらいの距離の都営大江戸線の六本木駅(東京メトロ日比谷線も)。
乃木坂方面からは道が解りにくい。同じく赤坂通りを赤坂駅より西に進み過ぎると道が解り難くなるので一本南に入って鹿島建設KIビルを目印に歩く。
日枝神社からも遠くなく歩いてちょうど1km(15分弱)です。

赤坂氷川神社 1
南側正面の鳥居。秋だからか少し荒びた印象。通りかかる小学生が鳥居の前で拝礼していく。自分らより出来てるなぁ。

赤坂氷川神社 2
東の内側の鳥居

赤坂氷川神社 3
東側の鳥居を入って左側に大きなイチョウの木がある。樹齡400年以上というので江戸時代が始まる頃からあるということですね。
左には包丁塚も。赤坂や青山の名のある料理人も包丁を納めに来るのでしょうか。

赤坂氷川神社 4
総欅(けやき)造り本殿は意外と小さい。綺麗に朱が塗られているのに鄙びた(失礼)雰囲気もある。この神社は戦争でやられていないので創建当時からのもの。2016年からは写真に写っていない右側の方にある社務所の建て替え工事が始まる予定。

赤坂氷川神社 5
神社を出て西に進み徒歩5分ほど、都心環状線沿いに出るとお馴染みの六本木交差点や六本木ヒルズが見えてくる。

赤坂氷川神社 6
御朱印。氷川神社(氷は旧字でにすいに水の字でしょうか?)、その下に東京赤坂鎮座とある。確かに氷川神社だけだと何処の氷川神社かわからない。

赤坂氷川神社の境内は閑寂で都会の喧騒を逃れるには良い場所。