Xiaomi Redmi Note 9Sのカメラで撮った写真は綺麗?汚い?

Xiaomi Redmi Note 9Sのカメラ写真は綺麗?汚い?

7月にXiaomiのミドルロー帯のハイコストパフォーマンス機のRedmi Note 9Sを購入した。本当はこの姉妹モデルでもう少し安いRedmi Note 9か、以前から出ると噂になっていたOPPO Reno4の5G非対応版が欲しいと思っていたのだが、Xiaomiの方は日本向けに出してきたのがRedmi Note 9Sで、OPPOの方は目当てのモデルがリリースされるのが思ったより遥かに遅かった(7月末になってしかも今のところはタイだけ)ということなので、まぁRedmi Note 9Sを選ぶことになったのは仕方がないかなと。それに、XiaomiがRedmi Note 9Sを日本でもぼったくらずに安く出してくれたのと、バンド対応しっかりしていたので、これが決め手。Xiaomiはコストパフォーマンスが良くても日本以外の地域向けモデルは日本で使うにはバンド対応が良くないのよね。正式な日本向けモデルなら技適警察さん達に怒られなくて済むし。

Redmi Note 9Sは正式に日本で販売されるモデルの中ではこれまでになくコストパフォーマンスが高いという評価は確かではあるけど、もちろん魔法じゃないから超凄い機種がウソみたいに安く販売されているというわけではない。欠点はスペックからは読み取れない部分に隠されてるので、無駄に期待し過ぎていた人は買ってから「アレ?」と思うか、その辺りを覚悟してた人なら「やっぱりか・・」と思う部分がそれぞれある筈。Redmi Note 9Sの場合は大きく3つ、MIUI含むOS周りの挙動、音質、カメラ、このあたりが目立つところかと。MIUIはもともと好きじゃなかった(カスタムロムでしか触れたことがないけど)ので半分諦めてたし。音質はまぁ仕方が無いところ。ただし、イヤホンをしても良くないというのは予想してなかったけど。カメラもまぁこの価格だとスペック上はそれなりでも画質は期待できないよね。もともとスマホのカメラは解像度高いとロクなことないし、Redmi Note 9SのカメラセンサーがSamsungとOmnivisionなので期待してなかった。それと中国人・中国メーカーはハデな色の写真が好きなのでカメラのセンサーが得た画像を塗りつぶして油絵とかゲームのCG背景みたいにしちゃう傾向があるしね。

今回はRedmi Note 9Sの写真について。標準カメラアプリによるJpeg出しとRaw出しで画質を見てみたい。

標準カメラアプリのJPEG出し 900万画素モード

Xiaomi Redmi Note 9Sのカメラ画像 標準カメラ+JPEG出し 赤い花
デジタルカメラが大の苦手とする赤い花。Redmi Note 9Sの標準カメラは無駄に明るく現像してJpegにした印象。それで赤が潰れるのを防ごうとしている?その代わり緑の葉っぱが単一色みたいなノッペリしたヘンなの。赤い花の色そのものは眼で見た感じに近くなるように雰囲気だけは頑張ってはいる。

Xiaomi Redmi Note 9Sのカメラ画像 標準カメラ+JPEG出し オレンジの花
オレンジの花。これがヘタクソで立体感のない「塗りました」みたいな色になっている。緑の葉っぱはやっぱり全部同じ色に見える。

Xiaomi Redmi Note 9Sのカメラ画像 標準カメラ+JPEG出し ピンクの花
ピンク色の花。これは白い花にピンクのスプレーを吹きかけたかという感じで全く花が台無しに。葉っぱはハデ過ぎるほど鮮やかに描かれているが葉の表面のテカりは眼で見た雰囲気を壊してはいない。

標準カメラアプリの標準設定(何も変更をしない状態)で、出力も標準のJpegのまま。おそらくメインカメラのSumsungのS5KGM2センサーが暗くて色乗りが悪くノイジーなのでこの本来の1/2 x 1/2の解像度で上下を捨てた16:9が標準モードになってる。(S5KGM2がテトラセルなので仕方ない・・・)
画像は出力された画像を加工はせずに、そのまま1920 x 1080pxに切り抜いただけ。つまり等倍。ただし、カメラが出力したJpegを切り抜いてもう一度Jpegにして、閲覧環境によってはさらにWebPに変換することになるのでブラウザで閲覧したときにはディテールが壊れているかも。

標準カメラアプリのRAW出しそのまま 1190万画素モード

Xiaomi Redmi Note 9Sのカメラ画像  標準カメラ+RAW出し 赤い花
赤い花は、真っ赤な服を漂白剤と蛍光増白剤を入れて洗濯して色落ちしたみたいななんともいえない変な色。でも完全に潰れてはいないのでソフトウエア次第ではある程度修正が効く。ただし彩度の高い赤い色はとても難しい。背景の緑の葉っぱはボケが効いているのもあるが、元々1色の緑しか無いみたいな状態で撮れていたというのが判った。これではソフトウエアで修正してもフクザツな色は出そうにない。

Xiaomi Redmi Note 9Sのカメラ画像  標準カメラ+RAW出し オレンジの花
左側のオレンジの花にピントを合わせた筈だが、実際にはこの画像の中央付近で花につながる茎にピントが合っているみたい。花はピンボケで脱色したみたいなオレンジ色だけどそれでもオレンジのグラデーションは残っている。背景の葉っぱは全体的に白っぽいけど潰れてはいないので悪くはないかも。現像しだいというところかな。

Xiaomi Redmi Note 9Sのカメラ画像  標準カメラ+RAW出し ピンクの花
このピンクの花は立体感が消えやすくて難しそうだけど意外と綺麗に写っている。全体的に脱色した感があるが、葉の表面のテカりや葉の表面の凸凹感は失われていない。これはコントラストを少し上げる程度で良さそう。

Redmi Note 9S の標準カメラアプリはモード設定をシャッターボタン近くのモード切り替えスライダーで「プロ」を選択すると右上のハンバーガーアイコンからRaw出力を選択できるようになる。Redmi Note 9SのRaw出力はDigital Negative(DNG)形式なので専用ドライバや専用アプリケーションは不要で有名処の画像加工アプリや現像アプリは対応している筈。スマートフォンのカメラアプリはセンサーが撮った画像をJpeg出力する際に派手めに加工するが、Raw出力なら(完全ではないにしても)加工なしのカメラセンサーが撮ったままの画像を得ることができる。Redmi Note 9SのリアカメラのメインセンサーはSumsungのS5KGM2という名目4800万画素でセンサーサイズが8mm、ドットあたり0.8umといういかにも暗そうなスペックで、実際昼間に屋外で撮影して上の3枚の写真のように暗くて色が無くなる酷い代物。まぁこの機種・S5KGM2だけじゃなくちっちゃいセンサー+ちっちゃいレンズのくせに妙に高解像度なスマホカメラ全般の傾向ではあるけど。これをアプリケーションで色を強調してド派手にしているんだけど。正しい色にならないのも微妙な色の変化が撮れないのも無理はない。

標準カメラアプリのRAW出し現像調整 1190万画素モード

Xiaomi Redmi Note 9Sのカメラ画像  GCam+JPEG出し 赤い花
先の3枚をDarktableで現像した。
花びらが赤で潰れないようにしながら背景の葉っぱの色が変にならないよう、のっぺりしないように気をつけたが、元のRaw画像で失われていた本来の鮮やかで明るい赤い花の色を再現することは無理だった。「赤」にはなったけどちょっと違う赤なのよね。服を洗濯して色落ちしたら元には戻せないのと同じ。

Xiaomi Redmi Note 9Sのカメラ画像  GCam+JPEG出し オレンジの花
背景の葉っぱは肉眼で見たときの色にできた。オレンジの花は意外と綺麗に色が乗らなかった。特に右側の花はオレンジというより黄色っぽく見えてしまっている。左側の花はオレンジの濃淡がキツめ。

Xiaomi Redmi Note 9Sのカメラ画像  GCam+JPEG出し ピンクの花
全体に白っぽい気がしないではないけど、この写真はちょこっと触っただけで比較的簡単にマシな結果となった。

コンデジのRawだとせいぜいノイズを取るとか少し暗めにするとかホワイトバランスを変える程度だけど、暗くて色が失われたスマホのRawを現像するのは凄い手間。不自然さの無い色味にするのが難しい。写真撮りまくるのは良いけど後で現像しなきゃって考えるとゲンナリしそう。

3つの花とも撮影時には風があって花びらがプルプルパタパタしてたのが殆どブレずに影響無しな画像になったのはちょっと褒めるべきかも。でも、それなら少しでも色が載るように「オート」の選択肢にシャッター少し速度遅めるというのがあっても良いんじゃないかと思う。今回は4800万画素のメインカメラセンサーを使いながらも4000x3000px以下程度の画素になるモード(初期値)で撮影した。選択すれば4800万画素モードも使えるようだけど、近くの物はボッケボケで色がなくて恐ろしくノイズだらけという酷い画像しか撮れないみたい。4800万画素を活かすには数メートル以上離れた屋外の明るい被写体だけなのかな?これは難しいかも。
Redmi Note 9sのメインカメラはSamsung S5KGM2というテトラセルのセンサー。このテトラセルはクセモノで、カタログスペック的には高解像度だけど実は4画素で1画素として使うモードでしかまともに撮れない。つまりテトラセルで4800万画素センサーということなら綺麗に撮るには1200万画素でということになる。はっきり書けば、カタログスペックは4800万画素だけど実は1200万画素、そういうこと。4800万画素モードで糞みたいなキッタナイ写真しか撮れないのはそういうことなのね。

なお、Redmi Note 9Sの標準カメラアプリでRaw出力は「プロ」モードだけで、そのモードは絞りやシャッター速度ISOなど撮影者が都度適切に合わせるのが本来の撮影方法だと思う。今回は「プロ」モードは使ったけど全てAUTOで撮影したので、それで暗いだの色が乗らないだの文句を言うのは筋違いかもしれない。関係者の方で気を悪くしたらスミマセン。

Redmi Note 9Sで簡単に綺麗に写真を撮るならおそらく今のところはGCam。もし次回があればGCamで撮った写真を見てみたい。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です