蛍光灯焦げる、そして毒ガス

脱衣室兼洗面所で服を脱いで隣りにある風呂に入っていたら、風呂の扉越しに洗面所の鏡のランプがピカピカ数回点滅したかと思ったら突然少し暗くなった。そして、1分もせずに、風呂の扉を締めているにも関わらず何かが焼け焦げた臭いともう一つ別種類のなんともいえないイヤな臭い。風呂から出るために扉を開けるとさらに強烈に臭う。洗面所の鏡のランプが2つある内の1つが切れていた。密閉の照明ケースでなくてカバーが帯のようになって上下が開放の照明なのでどんなランプが使われているのかは下から丸見えのもの。スパイラル蛍光灯のようだったので寿命は長くはないだろうし球切れにはなるのは仕方がない。しかし、今回の切れ方はちょっと違った。普通は蛍光灯が切れたからといって臭いはしないよね。

芳しい蛍光灯の断末魔 1
ブランドはNEC。12Wの電球型蛍光灯で、管を巻いたスパイラルタイプ。一時期流行って各社出してた記憶はある。基本的にはもう生産中止の筈。

芳しい蛍光灯の断末魔 2
お約束のメイドインチャイナ。調光器付きの器具では使用するなと書かれているが、もちろん洗面所の鏡のところの照明は調光機能付きのものではなくこのEFD15ENを使用するように指定書きが付いたもの。

芳しい蛍光灯の断末魔 3
ベース部分の管が出るところの周辺がメッチャ焦げてる。まぁこのタイプでは多いみたいね。

芳しい蛍光灯の断末魔 4
画面中央。蛍光管に穴が開いてる。どういう風に穴が開いたのかは全く不明だが、焦げ臭さとは違う部屋に充満するイヤな臭いはここから漏れ出たガスらしい。蛍光管のガスには水銀が含まれてて、それは昔と比べて使用量が減ってはいるらしいが、ゼロではない筈。臭いが部屋に充満してた風呂にも流れ込んできたということは水銀も一緒に吸った?

風呂入ってたらガス責めってナチスの収容所じゃないんだから勘弁して欲しい。
LEDにもトラブルはあるとはいえ取って代わられるわな、これじゃ。

蛍光灯というと正直あまり良い思い出がない。
学生時代にナショナルブランドの3本か4本の短いガラス管が筏みたいに並んだタイプで眼が疲れないインバーター付き2段調光っていう当時としてはお高めだった電気スタンドをちょっと奮発して買ったら普通の蛍光灯よりはるかに激しくチカチカしまくってフザケンナって思った。これが最初で最後に買ったナショナル製品になった。

次が、東芝ダイナブックのバックライト。最近はLEDだけどCCFLの頃のやつ。一時期のダイナブックでは冷陰極管自体が切れるのではなくFLインバーターが設計ミスなのかやたらと壊れまくった。バックライトが切れる度に秋葉原のチチブデンキに行って店のおっちゃんに相談して交換用のFLインバーターを購入して自分で取り替えた。FLインバーターは糞高いものではないし作業も難しくはないけどそれでも数が多いのでやっぱりフザケンナって思った。

3つめ、オフィスの掃除で簡易的なハタキのようなものを作ってテキトーにパタパタやってたら間違って天井の蛍光管にコツンと当たった。そしたらパンッってなって上から細かいのが降り注いだ。フザケンナ自分って思った。