クルマのヘッドライトのガチ黄ばみ落とし

今年の初めにヘッドライトをLEDに変えたのだが、なんかライトが鋭い光じゃなくヘッドライトユニットの中でモヤっとしている。そして、昼にクルマのヘッドライトを見ると透明樹脂のはずが劣化して真っ黄色でみっともない。ヘッドライトユニットのポリカーボネートの表面が細かいキズ(ヒビに見える)だらけ。イエローハットやオートバックスのようなカー用品店でポリカーボネートの表面を削って綺麗に仕上げてくれるようだが5千円以上かかるし、どの程度削ってくれるのかもよく判らない。
ガッツリ黄ばんでるのは自分でやりたいよね。

クルマのヘッドライトの黄ばみ落とし 1
洗顔コットン2枚を縫い合わせて、中にネオジム(ネオジミウム)磁石を1つ入れて閉じた袋を作る。これを複数用意する。普通の磁石では弱すぎるのでネオジム磁石が必要。ネオジム磁石は100均ショップでも売っている。写真は直径1.5cmのタイプのものだが、このサイズと重量がちょうど良い。(ダイソーで購入)

クルマのヘッドライトの黄ばみ落とし 2
袋に紐をつなぐ。紐は1mもあれば十分。ピックアップ用のワイヤーもあるとなお可。

クルマのヘッドライトの黄ばみ落とし 3
ヘッドライトのバルプを外し、磁石入りコットン袋に精製水を少量含ませてピックアップ用のワイヤーでヘッドライトユニットの内側から光が出る面まで運ぶ。ピックアップ用のワイヤーに磁石がひっつくとヘッドライトユニット内ではもう外れなくなってしまうので掴む場所は要工夫。結果的にはピックアップワイヤーより100均ショップで売っている一番大きなタイバンドの方が上手くいった。
で、ヘッドライトユニットの外側でもウェットティッシュなどにネオジム磁石をくるんでポリカーボネートの表面に当てる。ポリカを挟んで2つの磁石が引き合うようにすればヘッドライトユニットの外側で磁石を動かせば内側の磁石も動いて、それで精製水を含んだコットンがポリカーボネートの内側を拭いてくれる。
密閉されている割には意外と汚れていた。このときはポリカ外側の汚れと黄ばみのせいでよく見えなかったけど黄ばみ落としを行った後にまだまだ内側が汚れていたことが判明。黄ばみ落としが終わるまでバルブは嵌めずに待った方が良さげ。

クルマのヘッドライトの黄ばみ落とし 4
ポリカ内側表面だけでなくその奥の銀色の反射板も汚れていたので、100均ショップで売っていた一番大きいタイプのタイバンドに洗顔コットンをガムテープで固定して精製水を少量含ませてガシガシ動かして清掃。ガシガシとは書いたが、銀色の塗膜を傷めないよう優しく撫でるように拭く。
こちらもこのときは綺麗になったと思ったが黄ばみ落とし後に確認したらまだ汚れていた。
それにしても黄ばみが凄い。

クルマのヘッドライトの黄ばみ落とし 5
ボンネットを開けて、ヘッドライトユニットの縁にマスキングテープを貼る。(これは必須)
さらにテープとビニールシートの合体したマスカーテープ(ダイソーで購入)でヘッドライトユニットの下側を覆ってやるとなお良い。とくにコンパウントを使う場合は必須。サンドペーバーがけの間はマスカーテープは無しでも良いかも。ただしハデに汚れるけど。

クルマのヘッドライトの黄ばみ落とし 6
ダイソーで購入した耐水サンドペーバーのセット。#60から#1500まで適度に番手が飛んだ8枚入り。今回はガッツリ削るつもりなので#60を除く#120から#1500まで全て使う。黄ばみが酷く細かいひび割れが多数あるように見える場合は#120から初めた方が良いが、黄ばみが特にひどいわけではなくて細かいひび割れが無いのであれば#400あたりから始めれば良いかと思う。逆に、細かい方はこのダイソーの耐水ペーバーのセットでは#1500までしかないのでギリギリ感がある。できれば別途#2000〜#3000まで、または細目〜極細のコンパウンドがあった方が良いかも。ただし、最後のコーティングがウレタンスプレーなら#1200までくらいの方が塗膜の食いつきが良くて長持ちするかも。
ペーバーは5cm幅程度にハサミで切って使うと扱いやすい。

クルマのヘッドライトの黄ばみ落とし 7
#120で磨き始め。ポリカ表面とペーバーは常に濡れた状態で磨く。黄ばみが酷かったのですぐにひどい茶色の削りカスが出てくる。#120では一応白くなるまで磨く。写真では斜めに磨いているが、斜めは良くない。ヘッドライトユニットの形に関わらず最初から最後まで常に水平方向と垂直方向に磨くのがオススメ。

クルマのヘッドライトの黄ばみ落とし 8
ペーパー側も黄色というより茶色に汚れが付いている。濡らしながらどんどん磨いていくと次第に薄い黄色になりやがて白くなる。

ペーバーで磨くときは絶対に力は入れずに撫でるように。特に、荒い番手で力を入れたら深いキズになるので要注意。そして番手を変えたらその前の番手のキズを必ず全て消す。これが重要。番手を大きく飛ばして細かい番手で荒い番手のキズを消そうとしても難しい。そこで、次のやり方をオススメ。
ペーバーの番手を変える前は水平or垂直のどちらかで統一して磨き、その方向のキズだけになるようにする。違う向きのキズやキズの気配が残っていたらまだ番手を変えない。キズの向きが統一されるまで磨く。
番手を変えるタイミングでライトを点灯し、「ヒビ割れのように見える」のが残っていないことを確認する。
番手を変えて、直前と同じ方向に暫く磨く。全体をある程度磨いたら磨く方向を90度変えて、その方向で全体を磨き、その方向のキズだけになるようにする。
このやり方で目標の番手まで手を抜かずに頑張る。根気は要るがこのやり方だと仕上がりが綺麗だし「ヒビが残ってた」というのも回避できる。
円を描くように回したり斜め方向に磨くのは絶対NGだと思ってひたすら水平方向と垂直方向を守る。

クルマのヘッドライトの黄ばみ落とし 9
ヘッドライトユニットの表面を濡らして磨いてを繰り返すとエンジンルームに水が飛ぶ。それを避けるためにプラダンやショップタオルなどで蓋をしておくのをオススメする。ボンネットを閉じるのはあまり良くないと思う。コンパウンドを使うならおなさら。
#1500まで磨いて水分を拭き取ると表面はこんな感じ。真っ白な磨りガラス状態。水をかけると透明にはなるけど。

クルマのヘッドライトの黄ばみ落とし 10
ホームセンターで購入したプロスタッフの「魁 磨き塾 ヘッドライト本気(ガチ)コート」。実売価格が800~900円程度なので気軽に購入できる。マイクロファイバーのクロスとかビニール手袋とかコーティング用ペーバーとスポンジなど作業に必要に一式が一応入っている。ただ、あくまで本体は「下地クリーナー」(黄色ラベル)と「コート剤」青ラベルの小瓶。
新しめのクルマならこの記事のようにサンドペーパーで表面を削らなくてもこのセットの「下地クリーナー」からでも多少の黄ばみは取れるらしい。この下地クリーナーはコンパウンドが入っているだけでなく石油系溶剤も入っているので、この記事のようにサンドペーバーで#1500までしか磨いていないなら是非使いたいところ。逆に#3000相当くらいまで磨いているなら「下地クリーナー」は要らないかも。「コート剤」は小瓶だけど、伸びが良いので量は要らない。1セットで数台分使えそう。さらに、この「コート剤」はクルマの外装の黒い樹脂部品にも使える。古いクルマは黒の未塗装樹脂が白っぽく汚くなるが、この樹脂が黒に蘇るので結構嬉しい。コーティングはシリコンオイルよりは長持ちする。コート剤だけで売って欲しいくらい。

クルマのヘッドライトの黄ばみ落とし 11
下地クリーナーで磨いて拭き取ったところ。(コンパウンドなので水洗いして必ず拭き取る)
真っ白な磨りガラスだった表面が石油溶剤のおかげなのか水分無しでもだいぶ透明っぽくなった。まだ少し白っぽいけどたぶん下地クリーナーではこれが限度。

クルマのヘッドライトの黄ばみ落とし 12
「魁 磨き塾 ヘッドライト本気(ガチ)コート」のセットに入っている黒い小さなスポンジに白い不織布の帯を巻き付けて、その1面に「コート剤を塗る」(数滴たらすだけでつけ過ぎないこと)
コート剤の付いた面でヘッドライトユニットのポリカーボネートに塗る。このとき1度になるべく広くズバっと塗って、なるべく「塗り重ねない」。ただし、塗り漏れがない程度に。コート剤を塗ったところは一瞬で透明になるので塗ったところと塗ってないところはよく判る。

コート剤は塗ってからは見た目は変わらないが、完全硬化までは24時間かかるらしい。なので、塗ってから1日は水がかからないように、なるべくなら走らせずに1日放置。

黄ばみ落とし前と比べると別物のように綺麗になって嬉しい。しかし、内側がまだ汚れていたことが判明。逆に言えば内側の汚れが判らないくらい外側が汚れてた。夜にヘッドライトの光で浮かび上がる細かいひび割れのようなのが気になっていたが確認しながら磨いたのでこれは綺麗に無くなった。(ヘッドライトユニット内側の拭きムラと水滴の残りが見つかったけど)

約1000円と3時間と根気があればオススメ。

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