残念ながらPCと同じくモバイル端末でも6月と比べて計測数が半減しています。
PCと同じようなグラフを作ってみました。モバイル端末のLTEでは速度が出ないので7月6日〜7月11日の回線速度落ち込みの影響は特に無いようです。
次は大手の時間別平均速度です。今回は全体的に計測件数が少ないので、少ないついでにBIGLOBEも追加しました。
時間別ダウンロード平均速度のグラフです。7月は意外と良かったdocomo。Softbankもまぁまぁ。一日を通して比較的安定しているものの7月はKDDIが少し速度出ていないよう。
一日を通して酷かったのがOCN、早朝番長の日本通信。BIGLOBEのグラフが夜中3時辺りで切れているのは1ヶ月を通してその時間帯に測定されなかったから。測定件数少ないので仕方ないところです。
時間別アップロード平均速度のグラフです。こちらは一日を通して優秀だったのがSoftbank。健闘したのがIIJとなっています。良くなかったのは日本通信で夕方以降日付が変わるまでダントツの低空飛行となっています。もう少し頑張って欲しいところ。
次は大手各社の速度分布グラフです。
先ずはdocomoです。7月はダウンロード、アップロード共に6月と同傾向。500Kbps以下の遅い速度に悩まされる割合は約8%で6月と同じで相変わらずまぁまぁ優秀です。
KDDIです。6月は110Mbps近くまで出ていたものが、7月は速度が伸び悩み60Mbps止まりとなりました。分布のバラケ具合が多少違うものの傾向としては6月と同じです。500Kbps以下の遅い速度に悩まされる割合は約10%で6月よりも大幅に悪化しましたが、6月が異常に良かっただけかもしれません。1Mbps以下で見ると12%となり6月の3.5%と比べると悪化しています。
Softbankです。デジャブかと思うほど6月とそっくり。500Kbps以下の遅い速度に悩まされる割合は約37%、1Mbps以下なら39%とあまり良くないですね。
OCNです。こちらもデジャブかと思うほど6月とそっくりに見えますが数値としては悪化しています。500Kbps以下の遅い速度に悩まされる割合は約49%でほぼ半分、1Mbps以下なら71%となり、これはあんまりではないでしょうか。もちろん、計測結果が悪かった人が計測を繰り返した可能性はあります。
IIJです。ダウンロード側で35Mbps以上が無かったというのが驚きですが、それ以外は6月とよく似た分布となっています。500Kbps以下の遅い速度に悩まされる割合は約19%、1Mbps以下なら33%という値も6月とほぼ同じです。ある意味安定していると言えます。
日本通信です。分布グラフは6月と良く似ているものの数値は悪化しています。500Kbps以下の遅い速度に悩まされる割合は約19%、1Mbps以下なら42%というのは6月の健闘していた結果とは大違いで驚きです。
初めて集計したBIGLOBE。計測結果が僅か136件なのであまり参考にはならないです。
ダウンロード、アップロード共に全て20Mbps以下にコンパクトに収まりました? 500Kbps以下の遅い速度に悩まされる割合は約20%、1Mbps以下は46%でお世辞でまぁまぁとすら言えない結果となりました。OCNの結果よりはマシとはいえもう少し頑張って欲しいところです。
OCNとかIIJのようなMVNEの測定結果にはMVNOの結果も含まれています。たとえばDMM mobileとかBICカメラのBIC SIM、BB.exciteモバイルLTEなどはIIJ。NifMoやぷららモバイルLTEなどはOCN。なので、IIJ系・OCN系のMVNOを使っている人はIIJ,OCNの結果が参考になります。