ADS-B受信用に新しいLNAを購入した

静電気
©いらすとや.

新しいLNAを買ってみた
2021年末に動かなくなったADS-B受信セットのSBCとRTL-SDRチューナー。結局、壊れたのはSBC用の電源のACアダプタということが判明したのでこの写真に写っているものは壊れていなかった。
2020年はアンテナ直下にUSBのRTL-SDRチューナー(画像の緑のやつ)がありSBC(タッパー内)からは離れていたが、2020年末に壊れた後、2021年はSBCの近くでSBCと同じ大型ヒートシンクにひっつけて稼働していた。

SBCのACアダプタの他、アンテナ直下に取り付けていたLNAが壊れていた。こちらはLNAの電源も。壊れた原因は判明していないが2020年末と2021年末に受信セットが壊れたのが共に雪の日ということからアンテナの静電気が原因だと思っている。今年(2022年)から来年の冬に3度目の破損にならないよう静電気対策は何か考えないとダメかも。

AliExpress商品画像 2,211円 1,437円
(2024年01月02日 の参考価格)

新しいLNAを買ってみた 1
新しく購入したLNA。手前にあるmicroSDカードは大きさ比較用。
LNAの基板とSMA端子を引っ付けてるハンダは結構ひどい。「がとらぼ」の中の人と同じくらい下手なイモハンダ。まぁハンダが下手でも正常に動けばO.K.
AliExpressの商品説明画像に写っていた猫の手のマークは無いが部品の配置は商品説明画像と同じだった。 このLNAはBias-Tタイプなので接続する同軸ケーブルから電源を取る。同軸ケーブルのレシーバーの側にBias-Tの給電用デバイス(安価)を別途つなぐ。給電はDC5V。

新しいLNAを買ってみた 2
裏面はコンデンサ1個だけ。

新しいLNAを買ってみた 2
2020年に掲載した画像の再掲。
左に写っているLNAは一昨年2020年末にみごとにぶっ壊れた。(ついでにサビてた。結露?)
2020年末にADS-B受信セットが壊れたときに唯一壊れなかったのが画像の右下にあるバンドパスフィルター。このBPFは2021年も正常に使えてしかも2021年末の受信セット破損時にも生き残っている。BPFってそういう高電圧に強い造りなのかしら?そして画像には写っていない反対面にネジがあってアースできるっぽい。
しかし、迂闊にアースするとアンテナが避雷針ならぬ誘雷針になるという恐ろしいワナ。どうしたら安全にアースできるかしら。

AliExpress商品画像 2,997円 2,757円
(2021年08月26日 の参考価格)

上のリンクは2020年に購入したBPFと同じ製品のようですが販売店は異なります。また2020年購入時は1800円程度でしたが2022年1月現在は2000円から4000円程度になっているようです。なんで値上がりしてるのか不明だけど4000円出せるならrtl-sdr.comでオススメのRTL-SDR Blog ADS-B Triple Filtered LNA (Bias Tee Powered)を買う方が良いかも。(BPF+LNAのやつ)

ところで、これまでLNAを使い続けてきて今回も新しいLNAを購入したが、良いアンテナを建ててアンテナからレシーバまでの同軸ケーブルが十分に短く適切なケーブルを使っていればLNAは有っても無くてもADS-Bの受信状態はあまり大きくは変わらないような。アンテナからレシーバまでのケーブルが長いなら要ると思う。

2022年2月3日追記:
記事を公開して数日後に動作テストを行ったところ、損失が非常に大きくてLNAとしての効果があまりないどころか逆効果。しかも電源投入から2時間経たずに機能しなくなった。回路図と照らして接続してるので向きが違ったとかそんなのは無し。バイアスTの電源供給側も問題無しなのでLNAが壊れたと見られる。最初から正常に機能してなかったことから個体不良だった?2022年はLNA無しで頑張ろうかな。