実家で無線LANルーター1台では電波が届かないところがあるので無線LANルーターを追加することに。
速度も要らないし、近所から無線LANの電波が届いておらず干渉少なそうなので5GHzは無しで2.4GHz帯だけの対応で十分。とにかく、電源付けっぱなしで再起動しなくて構わないタイプの製品の中で最も安いものをアマゾンで2つ前の記事のマザボと一緒に購入。
それがWRC-300FEBK、2016年1月下旬時点で1,963円。こんな価格になるくらいなのでもうすぐ消えそうなほど古い製品。
一応注意点。
大きさはポケットルーター程度だけどSIMカードは挿せないので屋外でモバイルルーターとして使うことはできない。ホテルルーターとしては使えるので出張時に持ち運ぶというのはアリ。
理論値で300Mbps対応とはなっているけど有線LANは100Mbps迄なので無線LAN子機同士でしか100Mbps以上の速度は出ない。しかも11n/b/gなのでどのみち実質100Mbps程度が限界。
大きな据置型の無線LANルーターよりも電波弱め。
評判を見るかぎり、ハズレを掴むと不安定だったりすぐに壊れたり。それはどの機種でも同じか?
ポケットサイズのルーターだけどPPPoE対応なので家庭用ルーターとしても電波弱いことに目を瞑れば十分な基本性能。小型なホテルルーターだとPPPoE非対応の機種が結構多いのでこの点はこの機種の良いところ。
外装はこんな簡易梱包。これで十分。
パカッとめくると小さな本体がコンニチワ。
入ってたのはこれだけ。(ルーター本体、ACアダプタ、説明書2つ、SSIDとキーの書いた情報シート、何かのCD、LANケーブル)
小さいながらも有線LANのポートが4つ + WAN1ポートあるので家庭用ルーターの親機としても十分。本体裏面(底面)にスライドスイッチがあるのでAutoかRouterになっていることを確認。うっかりAPモードになっていると、この機種の場合は内蔵DHCPサーバが強制無効になるのでネットワークの基礎の基礎が解ってないと何がなんだか解らない状態になるかも。
ネットワークの基礎知識があれば最初からAPモードでも構わない。初期アドレスはルーターモードでもAPモードでも192.168.2.1/24。
Windows10で使ってみる。(他のバージョンでもほとんど同じ)
Windowsのデスクトップ右下に無線LANのマークがあるのでクリック。
このルーターの場合はelecom2g-*****とe-timer-*****という2つのSSIDが見える筈。*****の部分は個体によって違うかも。(画像は数字を変更している)
e-timerの方は一応お子様用ということらしいのでelecom2gの方をクリック。
「自動的に接続」にチェックして「接続」をクリック。
ルーター底面やルーター説明書と同じビニール袋に入ったシールというかシートに書かれているキーを入力する。
「接続済み、セキュリティ保護あり」の表示を確認する。
これで接続完了。
他のメーカー含めて最近の無線LANルーターにはWPSとかアプリで接続設定とかおせっかいなものが付いてるけど、無線LANの接続はその無線LAN機器のSSID見つけてキー(パスワード)入れるだけなので普通にやった方が簡単。特にアプリをインストールして接続とかすっごい面倒なだけなので正直意味解らない。
ブラウザでhttp://192.168.2.1/に接続すればルーターの管理画面の認証要求が表示される。管理画面のIDとパスワードの初期値は共にadmin。
管理画面に入って最初に表示されるステータス。購入したばかりだとおそらくファームウエアのバージョンが古いもの。2016年1月現在の最新版はv1.04。そして日時の表示は2014年10月あたりの筈。自動的にどこかのNTPサーバに日時を取りに行く筈がいつまで経ってもまったく日時が更新されない凄いバグ。このルーターにNTPサーバ機能があるわけでもないのでこの管理画面で日時表示する意味ないんだから表示しなきゃいいのに。
同じくファームウエアの更新があるか確認する画面もサーバに接続できないというメッセージが出て確認できない。自分でエレコムのウェブで確認が必要。製品サポート終わってるわけじゃないよねぇ?
時刻同期とファームウエア更新確認で問題ありだけど他はつまらなくも何も問題なく、購入した個体は特に不安定でもなく普通に使えてる。(2016年3月1日)
2017/04/29日追記:
このルーターはAPモードでしか使ってないからルーターモードでの挙動は知らないが、少なくともAPモードではIPv6は通る。