この記事はブログではなく「がとらぼ」の過去記事(WordPressの「固定ページ」)で公開したものをブログ記事(WordPressの投稿ページ)に変換したものです。
Excel2003までは比較的使いやすかったマクロ機能がそれ以降は初回だけとはいえ使用準備が必要になっています。
先ずはその設定から。
なお、画面はExcel2016(試用版)のものです。
Excelのメイン画面から「ファイル」を選択。
「オプション」を選択。
「セキュリティ センター」を選択。
右ペインから「セキュリティ センターの設定」を選択。
「マクロの設定」を選択。
「警告を表示して全てのマクロを無効にする」を選択。ポリシーによっては違う選択肢を選んでも良いですが、一番下はセキュリティ的に問題、一番上はこのExcel VBAの企画に沿わないので選択しません。
一番下の「OK」をクリック。
初期設定自体はここまで。
次は記録マクロのさわりだけ。
メイン画面に戻ってメニューから「表示」を選択。リボンの一番右の「マクロ」の項目から赤枠の部分をクリック。
「マクロの記録」をクリック。
一番下の「OK」をクリック。これ以降の操作が記録されます。
ワークシートで適当に入力・装飾・計算をしたりセルをクリックしたりしてみます。
2つ前の手順で「マクロの記録」だったところが「記録終了」になっているのでクリック。操作の記録が完了となります。
ワークシートを綺麗に、または記録前の状態などに戻します。
リボンの一番右のマクロのアイコンをクリック(または「マクロ」の文字部分をクリックして「マクロの表示」をクリック)
ワークブックに他のマクロが登録されていなければマクロ名は「Macro1」が選択されている筈。(赤破線四角部分)
右の「実行」をクリック。
記録されたマクロが再生されます。記録マクロとはこんな感じ。
基本的には記録された内容を忠実に再生しますが全て完璧ではないので注意。それは再生が完璧ではないのではなく記録が完璧ではないせいですが。
記録するオペレーションにセルの入力を含めると毎回セルにその値が入ってしまうので全く役立たないでしょうが装飾とか同じ範囲の計算程度であれば使えるのかな?融通が利かないからダメか。個人的には記録マクロは猫の手並に役に立たないものだと思っています。
[ALT]+[F11]を押すとVBエディタが開きます。
左上のペインから「Module1」をダブルクリックすると右にModule1のコードの書かれたウィンドウが開きます。
ここに表示されているのが記録されたマクロの中身。
記録マクロの内容には触れません。全くもって馬鹿げた無駄の塊のようなコードなので。
記録マクロを修正して何かしようとする人がいますが殆ど参考になるものがありません。
取り敢えずExcel VBAはこのVBEの画面とのお付き合いとなります。