佐和山城 その4

佐和山城 44
太鼓丸に進んだが藪だった。確か2段ある筈だが入ってすぐの写真の場所の奥はもう進めないほど生い茂っている。

佐和山城 45
太鼓丸は諦めて先ほどの分かれ道を右下の法華堂側に進む。尾根の道なので両側が斜面。木の枝があまり高くないところで上を覆っている緑のトンネル。そこかしこに蜘蛛の巣があって顔に蜘蛛の糸がかかって進みにくい。っていうかこんだけ蜘蛛の巣が張ってるってことはここを歩いている人がいないということではないだろうか。

佐和山城 46
再び直進と右斜下に進む分かれ道。そして、今度は何も案内が無い。直進するとおそらく法華丸にいくのだろうが、分かれ道すぐのところで既に藪が酷い状態なので速攻で諦めて右下の道に進むことに。道も綺麗っぽいし。おそらく法華丸をぐるっと回り込むようにして国道に出る登山道の筈。(既に迷っているっぽいのでこの写真を撮った時点では全く確信無し)

佐和山城 47
途中に急斜面というか段状になっているところが1,2箇所あって登るのは大変かも。下が土なので滑るし。で、そこを抜けると急に広い道に出る。石田三成の館跡がこのあたりの筈だが何も案内板が無いのでさっぱりわからない。

佐和山城 48
密度の高い竹林。暗くて不気味。

佐和山城 49
さらに進むとまた道が細くなり怪しい雰囲気。そして再び蜘蛛の巣攻撃で気力ダウン。車の走る音が大きくなるので出口は近い筈だが・・・

佐和山城 50
凄い草ボウボウでもう進めないかと思ったらいきなり出口が。

佐和山城 51
出てきた道を振り返る。なんか人の通った気配が無いなと思ったら写真の一番左の黒い看板に「このルートからは入山禁止」と書かれている。注意書きが無いから知らずに下山しちゃったけど下山は良いの?

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目の前の道路が国道8号線。道を渡ったところに佐和山遊園と書かれた石がある。奥の方になんか京都の北山にある金ピカなものに似た感じの建物が。なんだろ。

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更に左を見ると五重の塔と天守閣のようなものが。節操がないというかお金の使い方を間違ってる、イカンですよ。

佐和山城 54
その天守閣のようなものの左側が国道8号線の佐和山トンネル。写ってないけどその左に歩行者用のトンネルも。トンネルの反対側が佐和山城の大手。つまり佐和山城は彦根に背を向けた城。当時は今回登城口として利用した龍潭寺のすぐ前まで湖(松原内湖)だったし大手側を出た目の前が鳥居本、東山道(中山道)と北国街道(北陸道)の分岐点という交通の要衝なので当然といえば当然だけど。

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佐和山城の南西から見上げてみた。本当に全然高くない山、全周傾斜が緩やかなのでワーッと寄ってたかって攻めたらすぐに落ちそう。礒野員昌が織田信長相手に長期間粘ったというのが不思議なくらい。

本丸から大手側に出るのは整備状態が悪くて無理とは聞いていたけど龍潭寺から本丸以外の道が全く使われてなさ気というのは聞いてなかった。案内板も無いので進みようもないし。二の丸や三の丸、更にその東も整備されないと行けないということかな。そこまで行けるくらいなら大手にも出られるのか・・

遺構が皆無というのはあっても名前だけはそれなりに有名で市街から近く(駅近く)という立地で登城者が全然いない、しばらく人が通った気配さえない場所が沢山というのは驚き。日を選べはほぼ1日城を独り占めできるんじゃないかな。

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