関東と関西

恥ずかしながらオッサンになった今まで関東や関西の範囲がよくわからないままでいた。
そこで日本地図をじっくり見た。

関東とか関西の「関」とは字のとおり関所のこと。関所は飛鳥時代の大化の改新頃から江戸時代が終わって廃止されるまで日本国が置いたもの、幕府が置いたもの、諸国(藩)が置いたものなど沢山あるが専門家じゃないので今回は代表的なものだけを見る。

まずは昔の人にとっての関東との境(関西)。
これは鈴鹿(すずか)・不破(ふわ)・愛発(あらち)。不破関って関ヶ原。愛発関は現在では何処かわからなくなってしまっているが福井県敦賀市の南方とされている。これら三関に赤いマーカーを付けて赤線で結んだ。広い意味というか大昔の人の感覚ではこの三関より東側が関東。昔の人にとって国の中心は畿内なので関東の西側が関西という考え方はないが、一応これが関西の東端と考えれば良さそう。
鈴鹿(といっても現在の亀山市)という中途半端なところに関を置いたおかげで三重県が関西なのか違うのかよく解らない存在になってるのね。

そういえば「畿内」というのもよく解らない。
見ると奈良県の北半分を中心に大阪・神戸・京都の東半分辺り。これらを青い線で囲んだ。
奈良が北半分ってのは「畿内国」で、「畿内」なら奈良県全部だろって言われればそうなのかも。それと凄く大雑把に線を引いてるので謝っておく、ゴメンナサイ。
京都から東側に出る関所である逢坂(おうさか)に青のマーカーを付けた。逢坂関は1000年くらい前に愛発関に代わって三関の一つになったもの。大津から南西に1kmのところにある。京都(山科)と滋賀の境には道路にしろ鉄道にしろトンネルがあるがそのトンネルある山の上。不破関を重視すれば逢坂関は関東との境ではないが、近畿を考えない畿内原理主義(京都原理主義)的には逢坂関から東が関東。

畿内の西側の端である神戸の西は山陽、京都の西は山陰。
よって、畿内の西側には「近畿」は無く、畿内の西端が関西の西端でもあることになる。

次に鎌倉・江戸の側から見た関東の境にある関所は何処かと探したら箱根(はこね)・小仏(こぼとけ)・碓氷(うすい)。これら関東の三関に緑のマーカーを付けて緑線で結んだ。
ついでに関東と東北の境の関所は白河(しらかわ)・勿来(なこそ)。これらに橙のマーカーを付けて橙線で結んだ。
関東と信越の境はよくわからないが碓氷関と白河関を北側に張り出す孤を描いて結べば良さ気。

個人的には関東の小仏関の位置が意外な感じ。都心から中央線に乗ってうっかり居眠りしたらよく連れて行かれる高尾駅の近くで高尾山の北側。つまり東京都の奥多摩部分は東京都だけど関東じゃないということに。関東との境は大月辺りかと思ったら全然違ったのね。
当然、東京でテレビの「関東の天気予報」見てて関東の一部に入っていることが違和感だらけの山梨は関東ではない。これは納得。



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