Cisco7961Gが動かない

今回はeBayで購入したCiscoのIP Phone 7961Gで苦労する話です。
ちなみにこの記事(と次の記事)ではトントン拍子に話が進むように見えるかもしれませんが、実際には何も解らないところから手探りで使えるようになるまでに放置期間込みで3週間くらいかかっています。

壊れてる?

驚いたのが電話機にACアダプタを繋いでも画面は1ドットも表示せず右下のスピーカーランプが10秒くらい点灯した後右上のラインキーのランプがオレンジに一瞬光って終わりというものです。
受話器を上げても何も音もしないしどのボタンを押しても全く反応無し。3分ほど経つとまたスピーカーボタンが光って右上がオレンジに光って消えるの繰り返し。Cisco製品は苦労するとは聞いていましたが初っ端からこれだと苦労以前に投げ出したくなります。
やはり1000円ほど高くてもSIP対応のファームウエアが入っているものを購入した方が良かったのでしょうか。ちなみに今回購入したのは「初期化済み」というものです。

二級検索士の腕前でググっても同じトラブルを抱えている人は見つかるものの解決できたというのが無い。
Ciscoのサポートに相談しろという回答が見つかる程度。サポートを受けるのは有料なので当然無理。

この電話機をネットワークに繋いでDHCPサーバのリース状況を確認したところ、CiscoのMACアドレスを持つ何者かがIPアドレスの割り当てを受けています。他にCisco製品は使っていないので7961Gとしか思えません。もう一つ頻繁にIPアドレスの割り当てを受けようとする不明なMACアドレスも見つかりましたが、NICが2つあるのでこれも7961Gと思われます。外見は故障にしか見えませんがどうやらネットワーク的には生きているようです。

Ciscoの電話機について調べると基本的に電話機では設定をせず(殆どできない)、ファームウエアの更新操作も電話機では操作しないようです。考えてみれば当然ですが、大量導入前提のこの手の業務用電話機はが1台ずつ直接操作して設定する筈がありません。ということであればDHCPサーバとTFTPサーバを用意してファームウエアを入れれば電話機が動くようになるかもしれません。

DHCPサーバ

既に動いているDHCPサーバ(isc-dhcpd)があるのでこれに設定を加えます。
基本的にはTFTPサーバの在り処をOption 66と150で書くだけのようです。

option tftp-server-name "192.168.0.24"; #Option66は定義済なのでこれでOK

option cisco-etherboot-server code 150 =  ip-address; #Option150は未定義なのでこんな感じで書く(計2行)
option cisco-etherboot-server 192.168.0.24;
(192.168.0.24はTFTPサーバのIPアドレス)

ついでに電話機に特定のIPアドレスを割り振る

host 7961g {
    hardware ethernet 00:1b:**:**:**:**;
    fixed-address 192.168.0.33;
}
2つあるMACアドレスの内、00:0bで始まる方を固定する。
/usr/local/etc/rc.d/isc-dhcpd restart でDHCPサーバを再起動する。

TFTPサーバ

FreeBSDに標準で入っているtftpdでも問題ないとは思うがinetdを動かしたくないのでportsからftp/tftp-hpaを入れた。

# cd /usr/ports/ftp/tftp-hpa
# make install

特に専用の設定ファイルは無く、起動オプションを/etc/rc.confに追記して起動すればO.K.
/etc/rc.conf

tftpd_enable="YES"
tftpd_flags="-vvvv -s /tftpboot"

-vv・・はvの数が増えるとログの詳細度が上がるらしい。 -s /tftpbootはTFTPサーバ用のファイル置き場。ログ取りのオプション -l は/usr/local/etc/rc.d/tftpdの起動スクリプトに入っているので不要。
/usr/local/etc/rc.d/tftpd startで起動。

何という気難しさ

Ciscoのサイトから7961Gのファームウエア(拡張子.zipのもの)をダウンロードして/tftpbootに展開。

7961Gはブートシーケンス中の右下のスピーカーランプが緑に光っている時に[#]を押しつづけ、スピーカーランプが消えて右上のラインキー(回線キー)が順番にオレンジ点灯するようになったら[#]を離して123456789*0#を押すと再起動らしい。(既に再起動を繰り返しているようなので不要だと思うが)
すると、電話機が再起動する度にTFTPサーバにterm61.default.loadsを読みに来ることが記録されるのだが、それ以外に何もログに記録されない。もうどうして良いやら・・・
/var/log/xferlog

date time tftpd-server in.tftpd[nnnn]: RRQ from 192.168.0.33 filename term61.default.loads
ここで一旦断念です。

次は続・Cisco7961Gが動かないです。