VolumioのYoutubeプラグインを使ってみる

Volumioで音楽を聴くことができるようになったら是非有効にしたいプラグインが幾つか。たとえば、Spotifyは有料会員になっていのであれば是非プラグインを有効化したいところ。でも、会員になってなければ興味が無いかも。
この記事では無料で使えるYoutubeのプラグインを有効化することに。
なお、Youtubeプラグインを有効化してもVolumioで動画再生が可能になるわけではなく、動画の音声を聴くことができるだけなので変な期待をしないこと。

VolumioのYoutubeプラグインを使う 1
ブラウザでVolumioを表示し、画面右上の (設定)をクリック。

VolumioのYoutubeプラグインを使う 2
設定のメニューから「プラグイン」をクリック。

VolumioのYoutubeプラグインを使う 3
プラグインのリストが表示されるのでYoutube Playbackというプラグインを探し、その[インストール]をクリック。

VolumioのYoutubeプラグインを使う 4
インストールされるのを待つ。かかる時間はマチマチ。
Plugin Successfully Installedが表示されたら[Close]を押してプラグインのインストール完了。

VolumioのYoutubeプラグインを使う 5
プラグインをインストールしただけでは利用できないので[インストール済みのプラグイン]タブをクリック。

VolumioのYoutubeプラグインを使う 6
Youtube Playbackのスイッチをオンにする。

VolumioのYoutubeプラグインを使う 7
スイッチオフのときには表示されていなかった[設定]ボタンをクリック。

VolumioのYoutubeプラグインを使う 8
Googleに登録するためのデバイスコードが表示されるのでコピーする。または憶える。
別窓のブラウザで、 https://www.google.com/device を開く。

2018年10月23日追記: デバイスコードが表示されない、背景画面だけしか表示されない場合は画面右上の (設定)をクリックして「プラグイン」→[インストール済みのプラグイン]タブ→Youtube Playback行の[設定]を選んで再表示するとデバイスコードが表示されるようになる筈。(または何度かこれを実行、または他の画面を表示してから)

VolumioのYoutubeプラグインを使う 9
「端末の接続」が表示される筈なのでコピーしたコードをペーストする。または入力する。
[次へ]をクリック。

VolumioのYoutubeプラグインを使う 10
Googleのアカウントリストが表示されるのでVolumioのYoutubeプラグインと紐付けるアカウントをどれか選択する。

VolumioのYoutubeプラグインを使う 11
確認画面が表示されるので[許可]をクリック。

VolumioのYoutubeプラグインを使う 12
「端末を接続しました」が表示されたら、そのブラウザは閉じて構わない。
Volumioが表示されているブラウザに戻る。

Googleのデバイス登録画面で登録された旨が表示されても実際には登録されないことがあるようなので「アプリを管理」を開いて「アカウントにアクセスできるサードパーティ アプリ」にVolumio Playbackが表示されていることを確認した方が良いかもしれない。いつまで待っても表示されないなら再度登録してみる。登録の際にコードが間違っていると表示されるならそのコードで登録済みの筈だが・・Google側になかなか反映されないことがあるのよね(〜2時間とか)・・・
Volumioプラグインの設定でYoutubeに登録できていると表示されてデバイスコードが表示されないならプラグインを一旦無効(非アクティブ)にして再度有効にする、またはプラグインをアンインストールしてやり直すなど。

VolumioのYoutubeプラグインを使う 13
Volumioで更に設定することは無いので「一覧表示」を選択し、 (Youtube)アイコンをクリックする。

VolumioのYoutubeプラグインを使う 14
トレンドの動画リストが表示されるが、おそらく興味無い筈。

2018年10月23日追記: Google登録直後だとエラーが表示される、またはリストに何も表示されないかもしれない。少し待ってからこの画面を表示するか、または他の画面とこの画面を(ゆっくりと)何度か行き来すると正常に表示されるようになる。

VolumioのYoutubeプラグインを使う 15
右上の検索テキストボックスに聴きたい曲(再生したいコンテンツ)の題名などのキーワードを入力する。
入力に応じてリストが更新されるのでリストから再生したいコンテンツをクリックする。またはサブメニューの表示もある。
ここではリストの1コンテンツを単純にクリックして再生することとした。

VolumioのYoutubeプラグインを使う 16
回線がよほど遅くない限り数秒以内に再生が始まる筈。[プレイバック]を押すとこんな感じ。Youtubeだからといっても何か特別なところはない。

簡単で良く出来てるなぁというのが正直な感想。
最新バージョンのプラグインをインストールしたけど使えないという人はおそらくプラグインの有効化をしていないかGoogleアカウントにデバイス紐付けをしていないからだと思う。

PCにイヤホンつないでYoutubeのコンテンツを再生するとノイズだらけで音が悪いけどDACからだと綺麗に鳴る。あぁ、本当はこんなに綺麗な音だったのねって感じ。(もちろんコンテンツによる)

ところで、YoutubeプラグインでYoutubeのコンテンツを再生するとVolumioのログに "trackType":"Fu○king Youtube!!!!" って記録されるのどうなのよ。

2018年9月15日追記:
Youtubeプラグインが使えなくなった場合の対応。
基本的には全部元に戻してもういちど全てやりなおす。何かの理由でYoutubeプラグインがGoogleに弾かれているのであれば大抵はそれで上手くいく筈。プラグインの再認証だけというのは何故か上手くいかないことがあるみたい。Google側でAPIが変わったとかの理由であればYoutubeプラグインの更新待ちになる。その場合は使えなくなったという声があちこちで上がる筈。

  1. Volumioのプラグイン管理画面で「インストール済みのプラグイン」を開きYoutube PlaybackをOffに。
  2. Youtube Playbackをアンインストールする。
  3. Volumioを再起動する。(念の為に)
  4. ブラウザでGoogleアカウントにログインする。
  5. ログインとセキュリティの中に「アカウントにアクセスできるアプリ」があるので開く
  6. アカウントにアクセスできるアプリの中に「アプリを管理」があるので開く。
  7. 「アカウントにアクセスできるサードパーティ アプリ」の中に「Volumio YouTube」があるのでクリック。
  8. [アクセス権の削除]を押す。

これで全て元に戻るのでこの記事の手順で再インストールと認証を行う。

関連記事:

Rspamd 1.7系のアクション設定の変更

Rspamdでは迷惑メールの判定アクションでこれまでReject(破棄)とAdd header (迷惑メールフラグ付加)のようなアクション別に点数を指定するような設定になっていた。
自動の迷惑メール判定はRspamdに限らずだけど誤判定のFalse Positiveが怖い。False Negativeであれば迷惑メールが普通にメールボックスに届くだけなので問題とはならないが、False Positiveが発生するともしかしたら重要なメールが迷惑メールと判定される可能性がある。しかも、RspamdのRejectは「受信したメールをメールボックスに届けないで破棄」なので誤判定の結果その(重要な)メールが消滅することになる。自分専用のメールサーバでもこれはイヤだが、他人のメールも預かるメールサーバでは絶対にマズい。
そこで、Rspamdを運用する際はRejectの判断基準点としてとんでもなく高い数値を指定して実質無効にして、Add headerに迷惑メール判定のしきい値となる数値を指定するという使い方が多かったのではないかと思う。

しかし、このやり方だと届いたメールのメールヘッダには迷惑メールの判定結果と判定基準点が記載されるので、例えば下。

正常なメール(非迷惑メール):
X-Spamd-Result: default: False [6.77 / 100.00]

Rejectは100点(見かけ上の判定基準点)、Add headerは10点(非表示で本当の判定基準点)、このメールは6.77点で非迷惑メールとして判定された。これは見ためには矛盾した結果ではない。

迷惑メール:
X-Spamd-Result: default: False [11.06 / 100.00]
X-Spam: Yes

Rejectは100点(見かけ上の判定基準点)、Add headerは10点(非表示で本当の判定基準点)、このメールは11.06点で迷惑メールとして判定された。これはメールサーバの管理者から見ると10点(Add header)の基準点を超えたので迷惑メールとして判断されたのは正しいのだが、メールの利用者から見ると表示されている100点の基準点に遥かに届かないのに迷惑メールとして判定されているように見える。見かけ上は矛盾しているので気持ち悪い。

これまで、Rspamdではこの表示の矛盾が嫌だなと思っていたのだが、1.7.0から?1.7.1からこのアクションの点数にnullを指定できるようになった。ただし、1.7.1までは設定でnullを指定する方法があるというのはサポートフォーラムみたいなところに書かれた情報しかなかったのとrspamadm configtestによる設定内容の正常性確認でエラーとして指摘されたので本当に使って良いのか怪しい状態だった。1.7.2ではrspamadm configtestでもエラーとならず、changelogにも書かれて正式に使えるものとなったみたい。

/usr/local/etc/rspamd/local.d/actions.conf
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reject = null;
add_header = 10;
greylist = null;
他省略

上のように設定した場合、Rejectは無効になりAdd headerは10点になる。設定する側からすると大きな数値を指定して実質無効にするのとnullを指定して無効にするのはそれほど違うというわけではない。
しかし、メールヘッダが変わる。

正常なメール(非迷惑メール):
X-Spamd-Result: default: True [1.55 / 10.00]

Add headerが判定基準点となりそれが10点で、メールは1.55点と判断されたので非迷惑メールという判定になった。これは問題無い。

迷惑メール:
X-Spamd-Result: default: False [28.93 / 10.00]
X-Spam: Yes

Add headerが判定基準点となりそれが10点で、メールは28.93点と判断されたので基準点超えで迷惑メールになった。これは設定をする側はもちろんメール利用者にとっても矛盾の無い情報。

これが当然というか今までが異常だっただけだが、嬉しい変更といえる。

同様にGreylistingもこれまでは非常に高いスコアを指定することで無理やり動作させないようにしていたが、nullを指定することで実質無効にできる(みたい)。数時間ではあるが試した限りでは期待通りの動作をしている。

関連記事:
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