小学生1年生でもできるクルマのアクセサリソケットの分岐増設

小学生1年生でもできるクルマのアクセサリソケットの分岐増設

クルマのアクセサリソケット(昔はシガーソケットと呼ばれてたやつ)にドラレコの電源プラグを挿していますが、インパネのセンター下部の壁から電源プラグとケーブルが大きく飛び出てとてもみっともない。ヒューズボックスから電源を取れば良いのですが近視と老眼のミックスでグローブボックス裏の奥まったところにあるヒューズボックスの中を見るのがだいぶ辛いお年頃。アクセサリソケットを裏で分岐させる方が早そうということで分岐ケーブルと追加のアクサセリソケットを購入しました。

トヨタ車用のアクセサリソケット用分岐ケーブル(ハーネスカプラー 950円+送料250円 超高い)と追加のアクサセリソケット(285円 送料無料)はアマゾン マケプレで購入。追加のアクサセリソケットはいつも見ているAliExpressに同じものが半額程度で売ってるのは知っていたが、アマゾンで購入した方が早いかなと油断して購入したらアクセサリソケットは中国発送だった。中国発送だと認識してたら半額(実際は2個で同額で送料無料)のAliExpressで購入したのに。分岐ケーブルは日本発送ですぐ届きました。高価な分岐ハーネスカプラーではなく割り込みコネクタ(エレクトロタップ)を使う方が一般的なのかもしれませんが割り込みコネクタはあまり好きじゃないので。

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このクルマはアクセサリソケットがインパネのセンター下部に付いていて、そこにはアクセサリソケットと飛び出し式のフックしかなく、ほとんどただのカバー(フタ)になっています。他の車種でもそうですが、このようなフタは、ネジは使われていないことが多いようで、まっすぐクルマの後方側にひっぱると外すことができます。フタの側面奥とアンダーから指をひっかけながら引き抜く感じです。これまでにこのフタを付け外ししていなければ最初はかたいかもしれません。

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フタを外すとその裏側はホコリだらけでウワッと言うほど汚い状態。ドン引きです。
このクルマでは写真の赤丸部分で「へ」のような形の出っ張りで留められているだけです。
フタの裏側にはアクセサリソケットのケーブルが繋がっているので外れたフタを思いっきり引っ張ってはいけません。

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アクセサリソケットの裏側はカプラー(コネクタ)になっていて分離できます。写真の赤い矢印部分のレバーを指で押しながら引き抜きます。

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外しました。ここに分岐ケーブルを挟み込む形になります。

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右下が分岐ケーブル、右上がアクセサリソケットでどちらもケーブルは切りっぱなしです。分岐ケーブルのコネクタ(プラグ)側をクルマのアクセサリソケット裏側に繋ぎます。

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クルマのアクセサリソケットの裏側のソケットの中には2ピンがあり、その片方のピンはアクセサリソケットの筒(−)とつながっています。もう片方のピンはアクセサリソケットの筒の内側中央(+)につながっています。どちらのピンが筒側かを確認します。写真のような感じでテスタを使って行います。

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分岐ケーブルと追加用アクセサリソケットのケーブルが切りっぱなしだったのでギボシを取り付けました。スリーブの付け忘れだけは注意して、写真のようにガッチリとカシメて固定します。ギボシのオスとメスは形が異なりセットでつながります。スリーブもオス用とメス用で大きさが異なります。付け間違えないようにしましょう。

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分岐ケーブルの片側を(クルマの)アクセサリソケットの裏側に取り付けます。
追加のアクセサリソケットのケーブル(ギボシを付けたもの)と分岐ケーブルのギボシを付けたものを接続します。
これでクルマのアクセサリソケットと追加のアクセサリソケットが並列に接続されます。
(並列接続なので)2つのアクセサリソケットの筒側どうしが通電することを確認します。穴の内側中央どうしでも構いませんがちょっとむずかしいです。結果的に今回は見た目どおりケーブルの赤と赤、黒と黒を接続すれば良かったのですが、一応信用しないでテスタで確認した方が良さそうです。

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クルマに取り付けます。分岐ケーブルの片側をクルマから生えているコネクタとつなぐだけです。(写真はまだ接続していない状態です。)

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購入した追加用のアクセサリソケットは中国製の格安品ということもあり作りが甘いようです。ドラレコの電源プラグを差し込んだところ緩くてスコスコ動きます。このソケットに挿して使う予定のドラレコの電源プラグがそのうち抜けて通電しなくなりそうだったので、電源プラグを挿した状態でビニールテープで巻いて留めました。これでも夏場は若干心配ですが、ついでにホコリが避けられるので良いことにします。抜け防止のためにアクセサリソケットの筒の内側に半周ほど紙を挟んでも良いかもしれません。

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フタを締めました。4つの留めピンをクルマのインパネ側の穴に合わせるのが意外と大変でした。今回は追加したアクセサリソケットにドラレコの電源プラグを接続しましたが、そのドラレコの電源ケーブルはフタのサイドの奥側辺りから奥側に上手く隠してやると良さそうです。写真ではまだケーブルが見えている状態です。

分岐ケーブルがあれば小学1年生でもできそうな簡単な作業でした。なお、ケーブルの芯剥きとギボシのカシメは小学生にはさせずに大人がやってください。

アクセサリソケットを並列で増設したので消費電力の大きなデバイスを同時に稼働するのはさけた方が良さそうです。たとえば中華の怪しいタイヤの空気入れとタイヤゲージのアクセサリソケットから電源を取る空気入れは定格が100ワット(以下)ということになっているので12V電源のクルマなので(100W弱程度なら)8Aほど使います。アクセサリソケットのラインのヒューズは10Aが多いようなので残り2Aとなります。ヒューズが切れると面倒なのでヒューズ容量ぎりぎりを攻めてはいけません。つまり、消費電力の大きなデバイスを使うなら分岐でつないでいる別のデバイスはいったん外した方が良さそうです。なお、実際の消費電力は定格で示されているより少ない筈です。

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(2023年秋時点で)中華のノーブランドのAndroidナビでAndroid 13を搭載したモデルは存在しない筈ですが、購入した中華ナビK4811はAndroid 13であることが謳われていました。もちろん、嘘の筈です。
本当のAndroidバージョンは何でしょう。
確かめてみました。

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中華ナビのAndroid設定でAndroidバージョンを表示してみました。
ここでは一応Android 13であると表示されています。ただし、ここのバージョン表示は子供でも簡単に偽装できてしまう部分です。

怪しい中華13.1インチAndroidナビは本当にAndroid 13なのか 2
Google Playから定番の「Fake Device Test」をインストールしてみました。
OSのバージョンチェックの項目で見事に嘘が指摘されました。
APIレベルが29でAndroid 13は酷い誤魔化しです。

  • Android 14.0: API Level 34
  • Android 13.0: API Level 33
  • Android 12.0: API Level 31 (32はAndroid 12L)
  • Android 11.0: API Level 30
  • Android 10.0: API Level 29
  • Android 9.0: API Level 28
  • Android 8.1: API Level 27
  • Android 8.0: API Level 26

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こちらも定番のDevice Info HWです。
やはりAndroid 10であるという表示です。このアプリではその根拠が表示されませんが、Fake Device Testと同様にAPI Levelを見て判断していると思われます。

購入前からノーブランド中華ナビにAndroid 13は無いと常識として判っていたことですが、本当にAndroid 13ではありませんでした。しかもAndroid 12でも11でもなく10でした。Android 12もまだ存在しないようなのでAndroid 10か、もしかしてもしかするとAndroid 11かなと思ってましたが。
まぁ、Android 10であれば実用上問題ないのですが、こういうインチキが気分悪いんですよね。他の部分で特に不満がないので余計なことしないで欲しいです。

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