大人の正月休み宿題工作 中華13.1インチAndroidナビの背面カバー作成

大人の正月休み宿題工作 中華13.1インチAndroidナビの背面カバー作成

購入した中華ナビはディスプレイが巨大なのでインパネの2 DINサイズの穴から飛び出ています。そして、インパネのカバーの角度とナビのディスプレイの角度が異なるので上部の浮き上がりが目立ち、一部ナビ裏が見えています。かなりの手抜きに見えるので簡単な工作で目立たないようにしたいと思います。
今回の工作は2023年末にナビを設置してすぐに行ったのですが、程度が高くないのでブログは後回しにしました。

大人の正月休み宿題工作 中華13.1インチAndroidナビの背面カバー作成 1
ナビの側面と上部はインパネから飛び出ていて金具やコネクタ類が見えているのでみっともないといえます。実際は、車外からはピラーに隠れてこの角度では見えないので写真ほどは目立ちません。

大人の正月休み宿題工作 中華13.1インチAndroidナビの背面カバー作成 2
そして、最も問題なのはエアコンのセンターの吹き出し口からの風がナビ裏に当たることです。夏場は冷風による結露も心配ですが、冬場の温風も当たって欲しくありません。
今回購入したナビは金具の力で挟み込まれているだけでガッチリ固定されてはいないので大きな振動で微妙に動く可能性があります。ナビの画面がインパネに当たったり擦れたりでインパネが傷付いたりカタカタ鳴るのは避けたいのでディスプレイ裏側の下辺近くにドアの隙間用のスポンジ(高密度タイプ)を貼り付けました。

大人の正月休み宿題工作 中華13.1インチAndroidナビの背面カバー作成 3
ナビ側面の取り付け金具横の隙間に紙を挟み、型を取ります。下部は一部が2 DINの穴の中に入り込むので大きめのテキトーで構いません。2 DINの穴とエアコンの吹き出し口の間の部分だけはディスプレイ裏との正確な距離を測っておいた方が良さそうです。画像では型紙上部が曲面に切り取られていますが、プラ板を曲げて貼る予定だったからです。実際には平らな板を貼り付けることにしたので曲面は取りやめました。

大人の正月休み宿題工作 中華13.1インチAndroidナビの背面カバー作成 4
ダイソーの黒っぽいカラーボードを購入しました。約5mmの厚みのあるスポンジ板です。(厚みがあるので蓋にする部分を曲面にするのが難しいので平面にすることにしました。)

大人の正月休み宿題工作 中華13.1インチAndroidナビの背面カバー作成 5
カッターナイフと物差しで型紙どおりに切り出します。ダイソーのカラーボードのスポンジはあまり良い素材ではないようでボロボロと崩れやすいです。

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画像では、カメラのフラッシュがカラーボードに当たって黄色っぽく光っているように見えますが、実際は黒っぽい板に見えます。
側面の板は向きが変わりやすいためナビの取り付け金具と両面テープで張り合わせました。側面の板と蓋も両面テープで貼り付けました。取り付け金具は凸凹しているので2mm厚のブニッとしたアクリルゲルタイプの強粘着両面テープを使いました。側面の板と蓋を貼り付けたところ、薄い粘着力の弱い両面テープは力がかかっているわけではないのに数時間で剥がれてしまいました。側面の板と金具を張り合わせるのに使用した厚手の強粘着タイプの両面テープを使用したところ、数日経ってもしっかりひっついています。ただし、夏場に直射日光が当たったときにこの両面テープが溶けないか心配です。
上側の蓋の板はディスプレイの上辺近くまで覆うようにしてエアコンの風がナビ裏に直接当たらないようにしています。

大人の正月休み宿題工作 中華13.1インチAndroidナビの背面カバー作成 7
フロントガラス越しに外から見たナビ裏です。この画像のように覗き込むことは殆どないでしょうからこれで十分です。夏場の日光に備えてアルミの銀色のシートを使用しようかとも思いましたがそれだと目立つので、とりあえず黒のスポンジ状の板で成功でした。ただし、夏の炎天下でこの黒のスポンジ板がグニャグニャにならないか心配です。

以上、小学1年生でもできそうな超簡単な工作でした。

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中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー

昨年購入した中華Androidナビは安価ということもあり性能は高くありませんでしたが予想外に満足度の高いものでした。ナビの満足度が低い場合にCANデコーダを買っていたら無駄遣いを後悔するところでしたが、ナビ自体には十分に満足だったので追加購入することにしました。
ウチのクルマは一応CAN-bus対応ということにはなっていますがだいぶ古く東南アジアを除くグローバル販売もないので市販されているCANデコーダの正式対応車ではありません。しかし、トヨタ車は程度はともかくCANの互換性があるようなので全く使えないことはないだろうと予測しました。 また、ナビ裏に来ているコネクタの幾つかからはCANに関係するラインが取れなくはないようですが、面倒そうなのでOBDからCANデコーダに繋ぐ品を選択しました。この条件で合う品が、送料無料で3,211円(購入時)だったので、まぁモノは試しで購入してみようかと思いました。

今回購入したCan-busデコーダとOBDケーブルのセットです

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 1
注文から1週間程度で袋に入って届きました。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 2
中身。OBDコネクタ(白)とCANデコーダの黒箱が目立ちます。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 3
CANデコーダーは思っていたより厚めでした。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 4
「睿志诚」というのはこのCANデコーダを作っている会社の名前です。深圳睿志诚科技有限公司で、英語名はShenzhen Raise Technology Co., Ltd.、つまりRaiseです。
「丰田车系」は「トヨタ車シリーズ」という意味です。FT-RZ-01というのがこのCANデコーダの品番のようです。トヨタ車向けだけでも複数の品番があるようです。 下半分に書かれているのはこのCANデコーダが対応する車種名(海外名)と年式です。

  • 2018 IZOA
  • 2020 CHR
  • 2015-22 Highlander
  • 2013-15 RAV4
  • 2014-22 Levin
  • 2010-13 Reiz
  • 2013-21Corolla
  • 2012-17 Camry
  • 2018 Camry
  • 2019-21 Camry
  • 2019 Avalon
  • 2021 Allion
  • 2022 Frontlandr
  • 2022 Cross
  • 2021 Corolla
  • 2021 Levin
  • 2021 Vios
CANデコーダ本体に書かれている車種と年式が異なるかもしれませんが、Raise公式サイトで得られるPDFではこのようになっています。公式サイトの資料には車種(シリーズ)毎にCANで読取れる内容も大まかですが書かれているので読んだ方が良さそうです。また、各種コネクタとCANデコーダの接続方法についても書かれています。OBDを使わずにナビ裏のコネクタから接続したいということであれば公式の資料は必須です。
トヨタ車は互換性があるらしいので対応していない車種でも全く使えないということではないようです。(対応する項目がきわめて僅かという可能性があります)

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 5

CANデコーダの裏面には会社名が書かれています。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 6
クルマ側に付いているOBD端子と接続するコネクタ(中央)とCANデコーダと接続する端子(右)です。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 7
Androidナビの背面にある8ピンソケットに接続するためのコネクタです。中華Androidナビの多くにはシリアルポートとして8ピンソケットがあるのでそこにつなげます。ソケットサイズとピンアサインはおおよそ共通のようです。(2つ下の画像)

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 8
CANデコーダとをケーブルに接続しました。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 9
中華Androidナビの背面に8ピンソケットがあります。一部ブランド品を除き大抵はこの8ピンソケットだけは使われていないのですぐに判る筈です。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 10
8ピンソケットに接続しました。シリアル通信なので8ピンの内2ピンしか使われていません。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 11
購入したケーブルは長さに余裕がありません。うちのクルマでは遠回しに配線するとナビ裏からOBD端子まで届かないことが判ったので、配線を隠せる範囲で最短ルートを通すことにしました。
運転席と助手席の間の足元、インパネ中央(のナビやエアコン類のスイッチの下)にアクセサリソケットのある蓋があるでそれを外しました。
ナビ裏を真下にケーブルを落すとアクセサリ電源ソケットの傍に出てきます。それを運転席側の奥の隙間から運転席足元に出しました。マニュアル車ならクラッチペダル横に位置します。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 12
うちのクルマはOBD端子は運転席のドアに近いアクセルペダル側で、運転席に座ったときに右膝の上側にあたる位置にあります。だいぶ遠いです。
この画像ではOBDに挿したコネクタとケーブルが邪魔そうに見えますがケーブルクリップでダッシュボード裏に固定すると完全に隠れます。(OBDコネクタ部分も)

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 13
ケーブルを接続したらナビのドロワーから「カー設定」を開きます。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 14
「システム設定」タブを選択し、左列の「初期化設定」を選択、右列の「初期化設定」ボタンをタップします。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 15
k4811というAndroidナビでは初期化設定のパスワードは1617(簡易メニュー)または16176699(詳細メニュー)です。今回のCAN設定はどちらでも構いません。入力してConfirmをタップします。

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初期化設定画面の左列で「CAN TYPE Set」を選択し、右列で「CAN Type Set」をタップします。

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左列からプロバイダはCANデコーダのメーカー(今回はRaise)、クルマのブランド(今回はトヨタ)、スクロールして車種を選択(今回は適合する車種がないのでテキトーに)、年式を選択、「全学部」をタップ。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 18
中華ナビK4811ではCAN未設定時にはリング(画像左上隅)の表示/非表示を選択できましたが、CANを設定すると設定に関わらずリングが強制表示になるよう。リングがCANに関わるメニューを表示させるものだから?
ドロワーから「私のクルマ」をタップして開きます。

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左列のメニューから「OTAアップデート」を選択し、右列で「CAN」の「更新を確認」をタップします。

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更新バージョンが提供されている場合は「CANアップグレードが利用可能」のポップアップが表示されるので「ダウンロード」をタップします。

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更新には時間がかかる場合があるので時間の余裕が必要です。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 22
更新が完了したらこの画像のような画面になります。「再起動」のような文字列が表示されていませんが、タップします。
システムが再起動します。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 23
ドアを開くとドアが開いた絵が表示されます。ただし、運転席のドアを開けたのに助手席のドア(或いはその反対)が開いた絵が出ます。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 24
ドロワーから「私のクルマ」をタップして開きます。
左列のメニューで「走行設定」を選択し、右列で「ドアと窓の設置」をタップします。

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「フロントドア逆方向」のスイッチをタップしてオンにします。(ドアオープンの左右が正常なら不要です)
「を選択します」をタップして設定保存します。

中華13.1インチAndroidナビにつなげるCANデコーダー 26
開けた扉とナビ画面に表示されるドアが一致するようになりました。
ちなみに、後部座席の左右入れ替え用のスイッチもありますが、うちのクルマでは後部座席の左右どちらのドアを開けても左右両方のドアが開いた絵が表示されます。うちのクルマでは後部座席のドアには左右の区別がないようです。

オーディオが車載コンピュータとつながっているクルマではインパネのオーディオのスイッチなどを操作することでナビの側にも反映されます。うちのクルマにはインパネにオーディオ関係のスイッチはありません。また、エアコンなども連動させることができるようです。
いまのところ、うちのクルマでドアの開閉を通知する以外に何が使えるのかよく判っていません。今後ボチボチ探していきます。ドアだけだったら残念すぎますが・・・

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