(2023年秋時点で)中華のノーブランドのAndroidナビでAndroid 13を搭載したモデルは存在しない筈ですが、購入した中華ナビK4811はAndroid 13であることが謳われていました。もちろん、嘘の筈です。
本当のAndroidバージョンは何でしょう。
確かめてみました。
中華ナビのAndroid設定でAndroidバージョンを表示してみました。
ここでは一応Android 13であると表示されています。ただし、ここのバージョン表示は子供でも簡単に偽装できてしまう部分です。
Google Playから定番の「Fake Device Test」をインストールしてみました。
OSのバージョンチェックの項目で見事に嘘が指摘されました。
APIレベルが29でAndroid 13は酷い誤魔化しです。
- Android 14.0: API Level 34
- Android 13.0: API Level 33
- Android 12.0: API Level 31 (32はAndroid 12L)
- Android 11.0: API Level 30
- Android 10.0: API Level 29
- Android 9.0: API Level 28
- Android 8.1: API Level 27
- Android 8.0: API Level 26
こちらも定番のDevice Info HWです。
やはりAndroid 10であるという表示です。このアプリではその根拠が表示されませんが、Fake Device Testと同様にAPI Levelを見て判断していると思われます。
購入前からノーブランド中華ナビにAndroid 13は無いと常識として判っていたことですが、本当にAndroid 13ではありませんでした。しかもAndroid 12でも11でもなく10でした。Android 12もまだ存在しないようなのでAndroid 10か、もしかしてもしかするとAndroid 11かなと思ってましたが。
まぁ、Android 10であれば実用上問題ないのですが、こういうインチキが気分悪いんですよね。他の部分で特に不満がないので余計なことしないで欲しいです。
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自分も購入してしまいました…
cpuzだと謳ってる通りなのですが違うデバイスチェックで見たらAndroidのバージョン、ram、rom、cpuのクロックが…😩
Unisoc 8581Aを含め低グレードカーラジオ(Android ナビ)に搭載のSoCは正式にはメモリ4GBまでの対応でしかなく、4GB以上を搭載しても使われない場合があるようです。また、販売されているバリアントにメモリ容量6GB, 8GBというものがあっても、これも嘘で実搭載メモリは4GBということがあるようです。このメモリ容量の偽装を見破るには実際にメモリにアクセスする必要があるようです。見た目6GB, 8GBにしてアプリを欺くと結果的にアプリの動作不具合を招くことになるのでよろしくないと思いますね。
ただ、個人的には購入したカーラジオはめっちゃ気に入っていて遊び倒すつもりです。