Android関係の記事の多くは何の前提もなくコマンドラインでadbホニャララだとかfastbootホゲホゲとか書いてあるけど、そんなコマンド打っても全部エラーになるという人がいるみたい。
「がとらぼ」もそういえば何の断りもなくadbでとかfastbootでとか書いてる。すまんす。
まぁ、ググりゃ大抵はわかるんだけど、記事によっては開発者向けになってて開発環境まるごと導入前提みたいなのもあって、そんなの見てまるっと入れたら時間も容量もとんでもなく食うことになる。
皆が皆開発者じゃない。ちょっとしたことにadbだけ使いたいなら2,3のファイルだけ、fastbootも合わせてもホント知れた数のファイルでいけるのね。あとはGoogleドライバとかで終わる筈。呼び出しやすいように環境変数を編集したりは必要だけど。
それらをまとめて一気に整えてくれるセットもあったりする。
その名も15 seconds ADB Installer。
名前通りなら15秒で全てやってくれる筈。
2016年11月下旬現在の最新版はVer1.4.3。ダウンロードリンクのところにはVersion 1.4.2と書かれているけどリンクを押すと最新版の1.4.3が取れる。
取ってきたadb-setup-1.4.3.exeを実行する。
1~5秒程度何も反応が無い後に青背景のコマンドプロンプトが開く。
質問が順に3つ出るのでYかNを押す。
1つ目の質問
Do you want to install ADB and Fastboot?(Y/N)
当然これを入れるのが目的なので[Y]を押す。
2つ目の質問
Install ADB system-wide? (Y/N)
システム全体向けにするか聞かれるので[Y]でも[N]でも。基本[Y]で良い。
3つ目の質問
Do you want to install device drivers?(Y/N)
Googleドライバをインストールするか尋ねられるので既にインストール済みでなければ[Y]を押す。このツールをインストールする状態ならおそらく入っていないので基本[Y]で良い。Windowsに合わせて自動的に32bit/64bitが選択されてインストールされるので心配無用。
ドライバのインストールウィザードが開く。[次へ]を押す。
このデバイス ソフトウエアをインストールしますか?
[インストール]を押す。
「デバイスドライバのインストールウィザードの完了」が表示され「状態」が「使用できます」を確認し[完了]を押す。
動作確認
起動済みのAndroid端末をUSBケーブルでWindowsPCに接続する。(繋ぐだけで何もしなくてよい。画面ロック状態可。電源断不可。)
スタートボタンを右クリックして「コマンドプロンプト」を選択。
adb devices [Enter]を入力。
Microsoft Windows [Version 10.0.14393] (c) 2016 Microsoft Corporation. All rights reserved. C:Windowssystem32>adb devices List of devices attached * daemon not running. starting it now on port 5037 * * daemon started successfully * HOGE8AF85578 unauthorized C:Windowssystem32>
上の緑のような行が表示されたら端末を認識できているのでadbは機能しているといえる。(unauthorizedの前の文字列は違う筈)
端末側でUSBデバッグモードをオンにした状態でPCとUSBケーブルで接続すると端末側で上のようなポップアップが表示される。何かするのは一度こっきりということはないかと思うので「このパソコンからのUSBテバックを常に許可する」にチェックを付けて[OK]を押す。
再び、adb devices [Enter]を入力。
Microsoft Windows [Version 10.0.14393] (c) 2016 Microsoft Corporation. All rights reserved. C:Windowssystem32>adb devices List of devices attached * daemon not running. starting it now on port 5037 * * daemon started successfully * HOGE8AF85578 device C:Windowssystem32>
前回は認識された端末はオーソライズされていないというメッセージだったが、UDBデバッグを許可済なのでデバイスとして認識されている。
これで好き放題できるようになった。(端末のブートローダーをアンロックしていればだけど)
メッセージを読みながらだと15秒では無理かなと思うけど、メッセージを読まずに[Y]と[Enter]を押すだけなら15秒でいけるかな。
作業間違いなく確実にadbが使えるようになるのでとてもありがたい。
なお、機種によってはGoogleドライバではダメな場合があるのでメーカーのサポートページなどでドライバを入手してインストールしなければならないことも。
関連記事:- Root化したAndroidでLSPosedモジュールのインストールと使用
- MagiskでRoot化したAndroidでRoot対応アプリを使用 & LSPosedをインストール
- XiaomiのスマートフォンをMagiskでRoot化
- Xiaomiのスマホをブートローダーアンロック
- ADBとFastboot ←いまここ
- 中華Androidナビ K4811のファームウエア更新
- iQOO Z8 5GをAndroid 14ベースのOriginOS 4に更新
- iQOO Z8 5Gの中国人民向けOriginOSの呪いを解く (非ROOT)
- バルブ型 Bluetooth TPMSセンサーの取り付け
- AndroidナビでDDPAI Z50を設定 DDAPIアプリのアプリ設定とデバイス設定
- NAVITIMEのスマートフォンアプリAiRCAMでAR ADAS表示して走行してみた
- 怪しい中華13.1インチAndroidナビは本当にAndroid 13なのか
- 360度カメラ対応の中華13.1インチAndroidナビ 本体設置
- MIUI Downloader | News & AppsアプリでXiaomiスマホのシステムアプリ更新と隠し機能の呼び出し
- MIUI Downloader | News & AppsアプリでXiaomiスマホの最新ファームウエアを入手する
- Root化したAndroidでLSPosedモジュールのインストールと使用
- MagiskでRoot化したAndroidでRoot対応アプリを使用 & LSPosedをインストール
- Redmi Note 9S向けにAndroid 12ベースのMIUI 13がリリースとシステムアプリ消し
- XiaomiのスマートフォンをMagiskでRoot化
- AdGuardで広告ブロック (Android)
- Androidでアドレス帳/カレンダーの切り替え (DAVx5 CalDAV/CardDAV同期アプリを使って)
- DAVx5 - Android用CalDAV/CardDAV同期アプリ
- Androidスマホ画面をWindowsで表示 (ワイヤレスディスプレイ プロジェクション)
- ノートPCにChromium OSじゃなくてChrome OSを入れてみた
- Redmi Note 9SにXiaomi公式Android 11を入れてみた
- Android 11 (β)にしたらバッテリー持ちが悪くなったので足掻いてみた
- Redmi Note 9SにAndroid 11 (MIUI 12)を入れてみた + システムアプリ消し
- Xiaomiのスマホをブートローダーアンロック
- Nexus 7 2013にLineageOS 17 (Android 10)をインストール
- keweonDNSでプライベートDNS
- Androidのブラウザ他のダークモード
- Androidのダークモード切り替え
- Android 9 Pie標準機能で悪意のあるドメイン・広告ブロック
- AndroidのChromeブラウザ表示をDevtoolsで操作する
- Zenfone 2 LaserにLineageOS 16を入れてみた