針金4箇所曲げるだけの高利得な謎アンテナを建て直した

針金4箇所曲げるだけの高利得な謎アンテナを建て直した

前回アンテナを建てたときは軽量だからという理由でアンテナポール本体を樹脂パイプにしたのだが、建てたその日に既にアンテナポールが揺れすぎという問題が判明していた。直径25mmの樹脂パイプは想像以上にフニャフニャでちょっとの風でビョンビョン横揺れするのね。アンテナポールを固定するための金具もサイズが合ってなくて滑り止め系のゴム素材で隙間を埋めて使ってたからガッチリ固定でないので、尚更風が吹くとパイプが揺れやすかった。

今回使ったのは、樹脂パイプとほぼ同じ直径25.4mmだけど金属製の単管なのでフニャフニャではなくなった。また、単管の直径に合う金具を用意したのでしっかり固定できた。
ただし、アンテナポール周り全てが金属製の単管なのでだいぶ重い。建物から水平方向にズドンと突き出した46mmのパイプを軸として直径32mmと直径25.4mmの単管を垂直に留めたが、全て上方向に生やそうとすると重すぎて軸が回せないためアンテナを上にできない。そこで、32mmの単管はほぼ半分(少し下方向が長め)、25.4mmの単管(アンテナポール本体)はほぼそれと同じだけ下側に下げて生やすようにする。これで、完全バランスではないが、アンテナポールの単管の約1m分とアンテナ部材の重量分だけがバランスが取れない程度。これくらいなら軸を回すことができるのでアンテナを上にできる。
このように、軸より下方向にカウンターバランスウェイトとしてポールを下げたため、前回よりも屋根の上に出る高さが50cmほど低い。

取り付け方としては(重い方の)アンテナが下向けになる状態で軸に取り付けて直交クランプ(2つ)のネジを締めて軸に固定。で、軸を180度回してアンテナが真上が向く状態で(建物内で)軸を完全に固定。書くのは簡単だけど大仕事なので何度もやりたくない作業。
金具は全て1mm厚のゴムシートを挟んで滑らないようにしてネジを締めている。

アンテナ本体の高さ調整が難しいのでハイトパターンに合わせて最適な高さにするというのはちょっと無理。やるとしたらアンテナを留めているグラスファイバーの細い2本のポールを交換する感じ?ADS-Bだと1週間くらい測定して調整前と比較というのをかなりの回数繰り返すことになるのだろうけど現実的じゃない。

これで、普通の風程度では大きく揺れることはなくなった。アンテナが揺れまくらなくなるとADS-Bの受信も安定しそうな感じ。(と、期待している)
実際には建て直して1週間ほど経つが、建て直し前より結果が悪いということはない。むしろ受信状況は改善しているが、これは建て直しと同時にdump1090-faの受信設定を見直したからからと思われる。