海外レンタルサーバWebHostingPad

WebHostingPad

2016年6月29日追記: 広告表示無し無料ホスティングサービスもご覧ください。

がとらぼの人は基本的にお家のサーバを使っているのですが、実験的なことをする為にレンタルサーバを使うこともあります。最近だと国内はさくらインターネットとか海外だとHostGatorです。どちらとも速度も安定度も申し分なく、特に不満を感じることはありません。(好き放題ゴリゴリやった自宅サーバよりは多少遅いかなという程度)利用者の皆さんの評判も概ね良いようです。さくらはサポートが良くないという話を聞きますが、初心者だとか致命傷レベルにこじらせたとかでなければサポートに連絡することはないでしょう。

料金はさくらインターネットの個人向けスタンダードで月額515円、HostGatorの個人向けのBabyコースが月額$7.96(20%割引適用済) 日本円で800円程度。
ちなみに仮に3年間利用するとさくらインターネットで16,455円(12ヶ月払い適用の価格)、HostGatorで$214.65(ググれば出てくる25%割引クーポン使用しての価格) 約21,800円ということでそれなりのお値段となります。 (2014年4月現在)

で、ずっと安いところは無いかと探していて、WebHostingPadがその魅力的なお値段で非常に気になっていたのですが、安かろう悪かろうの典型という話も聞いたりしていて躊躇していましたが、試してみなきゃ解らないということで契約してみることにしました。好奇心半分と恐いもの見たさ半分です。

そのお値段ですが、安い方のPowerPlanで1年契約(一括前払い)で月額相当が$3.99(約400円)、2年分契約で月額相当が$2.99(約300円)、3〜5年分契約で月額相当が$1.99(約200円)、となっており破格の安さといえるでしょう。(全て最初から20%割引という所謂二重価格です。)

WebHostingPad 1
写真1: 画面中央の緑のsign up now!からスタート。

WebHostingPad 2
写真2: 新規ドメイン取得もできますが単純にドメイン代$14.95(約1,500円)が上乗せなだけです。他所のレジストラで取得した或いは取得する予定のドメインがあるならドメインについての質問は2番目の「Use a domain I already own.」(既に持ってる)か3番目の「Choose a domain later.」(後で選ぶ)を選択します。ドメイン・ホスト名の設定は後から自分で設定もできるので殆ど同じだと思われます。3年〜5年を選択すると1年契約の半額なので非常にお得なのですが、ここをそれだけ使い続けるか、というか3年間本当に使い物になるかが問題です。

WebHostingPad 3
写真3: で、意外と知られていない裏ワザなのですが、ここでブラウザの[戻る]ボタンを押します。すると引き止めるポップアップが出てきて20%割り引きクーポンコードが表示されます。もともと20%割引なので20%割引になったところで変わらないじゃないかと思いきや、なんと20%割引価格から更に20%割り引くという凄い割り引き方です。まぁ、元々二重価格なんですが。

WebHostingPad 4
写真4: クーポンコード入力欄にコードを入力して「Apply Coupon」ボタンを押します。上の計算表の欄に一行増えて20%割引になることと合計金額が減額されることを確認します。
ちなみに3年契約だと「$1.99 x 36ヶ月 = $71.64」が20%引きになって$57.31になり、割引額は$14.3ですから結構な値引きです。
ということで、3年契約でも約5,800円ですから前述のHost GatorのBabyプラン1年分より大幅に安いです。Host Gatorにはマルチドメインが使えない「ひな鳥」プランという安価コースがありますが、それの1年分より安いです。ここまで安いと何か逆に怖いです。
(ちなみに、もっと安い月額$1の3iXのEXCITEコースとかもありますが、こちらは本当に論外です)

あとは個人情報入力と支払い方法を入力して下の方の規約読んで承認しましたよのチェックを入れて「Submit Order」で登録終わりです。
終わりと書いたけど敢えて書けば、この会社が信頼できないなら支払いはクレジットカードよりPayPalの方が良いと考えます。PayPalはこちらが同意しない限り課金されません。ネットでの支払いでカード情報が流出したら怖いということであればPayPalは良い選択肢です。(普通のカード払いより少し高くなりますが) がと個人的にはPayPalは10年以上使ってトラブルないので信用しています。

決済を済ませ登録が完了するとメールで会員情報やコントロールパネルのURLなどを知らせてくるのでそこにログインします。
cPanelのメニューに「アドオンドメイン」があるので自分が所有しているドメイン名を登録します。ここでファイル転送に必要となるフォルダの設定やFTPも合わせて登録することになります。
ホスト名を登録するには「サブドメイン」で行います。ドキュメントルートも登録します。
ドキュメントルートの設定ができたらメニューの「ファイルマネージャ」を開き、登録したホストを選択します。
ドキュメントルートフォルダが表示されるので例えばWordPressの日本語版のZIPファイルをアップロードして解凍するなどします。(解凍するとwordpressフォルダとその中にファイルが出来るので、wordpressフォルダ内の全てを選択して「移動」を選びwordpressフォルダのある階層(要するに一つ上の階層)に移動させます。空になったwordpressフォルダは削除で良いです。)
MySQLも設定が必要なので同じくメニューからMySQLデータベースウィザードを開いて新しいデータベース名を登録、データベースユーザーも登録します。権限の設定を求められるので解らなければ全権与えます。

WebHostingPad 5
写真5: メニューから「Advanced DNS Zone Editor」を開き、登録したドメインを選択し、登録したホスト名にIPアドレスが入っているか確認します。(右下の方にIPアドレスがあります)
ここで確認したIPアドレスがホスト名と紐付くようにDNSサーバのゾーンファイルに登録するか、レジストラのDNSでホスト名とIPアドレスを登録しているならそこのホスト名とIPアドレスを登録します。DNS情報が浸透するまで少し待ってブラウザでアクセスするとドキュメントルートに登録した何か(先ほどの例だとwordpressのインストーラ)が表示される筈です。
DNSは誰かの遺言でどうしてもWebHostingPadのDNSでやらなければならないというのでなければ何処のでも構いません。取得したドメインを管理しているDNSサーバまたはレジストラで提供しているDNSなどにWebHostingPadのホストのIPアドレスを登録してあげれば良いということだけ理解していれば問題ない筈です。

WebHostingPad 6
写真6: テストの為にWordPressをインストールし、テスト用としてウィジェットや画像は極力無しでそれぞれ内容が異なるコンテンツをちょうど1万ページ投稿(流し込み)し、Googleさんに作ったサイトのURLを登録してあげると半日〜1日後にはクロールしに来ます。
写真のグラフはgooglebotさんが巡回に来た時のものです。googleのボットさんはDoS攻撃かと思う程の密な頻度ではなく、ある程度間を開けて来てくれるので、ぼちぼちアクセスのあるサイトの表示頻度くらいになります。
で、これです。一番上のグラフはCPU使用率ですが、最大値100%は余裕ですし、平均線の緑も30%に届いています。

SEMINUDE { セミヌード } さんの記事でWebHostingPadでは「10%以上のCPU負荷が10分以上続いてはならない」というのを読んで怯えていましたが、googlebotが来ただけで余裕でアウトです。
そもそも、WordPressを普通に動かすにはサーバが非力過ぎではないかと。ATOM鯖とかに大人数が押し込められてるんでしょうか。とにかくノーマルのWordPressだと比較的シンプルなページの表示でモタモタするのはどうにも困ったものです。
WebHostingPadのこのプランだとCMSをやりたいならもっと軽いものを選ぶ必要があると思われます。CMSとかではなく静的なHTMLファイル置くだけならもっと良いかと。

最後に
WebHostingPadの機能表のページに「99% Uptime Guarantee」と書いてあります。
(私達は)システムの可用性を表現するのにフォーナインズ(99.99%)やファイブナインズ(99.999%)という言葉を使ったりします。サービスを求める側は気軽にファイブナインズとか言ってくれちゃったりしますが、そのサービスを提供する側にはかなりのプレッシャーとなります。ちなみにファイブナインズというと1年で5分までしか停められないシステムということで、サーバーなどは一回再起動させたらもう達成できない可能性があります。サーバーは再起動かけちゃうとハードウエアのセルフチェックとかストレージのチェックでOSが起動し始めるまでに結構時間食うし、OSの起動開始中にファイルシステムのチェックなども走ると5分〜15分とかかかるのはザラです。ちなみに(1年間に)1時間弱のダウンタイムでフォーナインズも達成できなくなります。

逆に99%というと(ツーナインズってレベル低すぎて使うこと無いですが)、1年で3日半停まるレベルのシステムです。1ヶ月なら7時間停まる可能性があるということになります。
このレベルになると「停まらないシステム」を売りにしているのでなく、「結構停まるけど99%って謳ってるんだから許容してね」っていうサービス提供者側の開き直りのための宣言といえます。
サーバー業者さんなら「今はスリーナインズだけど○頃にはフォーナインズを達成できるよう頑張ってます」くらいの言葉が欲しいところです。(レベルの低い業者さんだと無理ですが)

WebHostingPadのレビュー記事見ると結構ちょくちょく停まってお困りだったりお怒りだったりする様ですが、何分にもツーナインズを謳っちゃってる業者さんなので許容できないなら最初から契約しないか他所に移るしかないと思います。
コンテンツの提供で稼いでいてサーバのダウンタイムが収入減に直結する人には絶対に許容できないでしょうが、アクセスが少なくて多少なら停まろうと停まらなかろうと影響ないのであれば一ヶ月にフリスク一個以下の値段なのでWebHostingPadというのもアリだと思います。

って、こんな記事読んだら誰が使いたいと思うか、いや思わない(反語)ですよね。
この次のWebHostingPadでまともなサイトを作るを読んだら気が変わるかもしれません。