NanoPi NEO2 + DACで音楽プレーヤーVolumioを使う

NanoPi NEO2でvolumio 1

NanoPi NEO2を音楽プレーヤーにしようとするとLinuxに自分で必要なソフトウエアを入れてUIを用意することになる。現在は音楽再生サーバのmpdとそれを操作するためのWeb UIがympdなど幾つかがあるので素人には無理というほどは難しくないけど面倒なのは面倒。UIはNanoPi NEO2側に置かずに外部のクライアントという手もあるけど。

と、思ったら既にNanoPi NEO/NEO2向けのVolumioを(非公式に)作ってイメージファイルを公開している人がいるのでそれを貰う。(volumioの掲示板のスレッド)
ありがたや。
ということで、volumioを焼いて動かすだけなので基本的にはRaspberry Pi Zero W(以下RPi0W)でvolumioを動かしたときの記事と大きくは違わない。

NanoPi NEO2とDACの接続は既にできているので、この記事はそれを使えるようにする。

ダウンロードしたイメージファイルをmicroSDカードに書き込んでNanoPi NEO2に電源投入。DACはNanoPi NEO2から電力を貰うので同時にLEDが点灯する(筈)。
NanoPi NEO2用のvolumioはDHCPのある環境ならLANケーブルをつなぐだけでSSHでログインできる。
RPi0WでVolumioにSSHログインと同じくSSHのアカウントとパスワードは共に volumio

foobar@hoge-pc:~> ssh volumio@192.168.52.195
volumio@192.168.52.195's password: volumio
                       ___                                      
                      /\_ \                        __           
         __  __    ___\//\ \    __  __    ___ ___ /\_\    ___   
        /\ \/\ \  / __`\\ \ \  /\ \/\ \ /' __` __`\/\ \  / __`\ 
        \ \ \_/ |/\ \L\ \\_\ \_\ \ \_\ \/\ \/\ \/\ \ \ \/\ \L\ \
         \ \___/ \ \____//\____\\ \____/\ \_\ \_\ \_\ \_\ \____/
          \/__/   \/___/ \/____/ \/___/  \/_/\/_/\/_/\/_/\/___/ 
        
             Free Audiophile Linux Music Player - Version 2.0

          C 2015 Michelangelo Guarise - Volumio Team - Volumio.org
                               

Volumio Debian GNU/Linux comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent
permitted by applicable law.
volumio@volumio:~$ uname -a
Linux volumio 4.11.2 #8 SMP Sun Nov 26 10:31:18 +06 2017 aarch64 GNU/Linux
volumio@volumio:~$ 
上の192.168.52.195は「がとらぼ」で動かしているNanoPi NEO2のIPアドレス(環境次第)

NanoPi NEO2でvolumio 2
システム設定画面。バージョンは2.0で2017年11月20日版らしい。

NanoPi NEO2でvolumio 3
I2Sに出力するならプレイバックオプションで出力デバイスとしてsnd-sun8i-i2s-dacを指定する。選択肢がたったの2つしかない。

RPi0Wと同様に再生中の状況を表示するなら
volumio@volumio:~$ cat /proc/asound/card0/pcm0p/sub0/hw_params
access: MMAP_INTERLEAVED
format: S16_LE
subformat: STD
channels: 2
rate: 44100 (44100/1)
period_size: 4410                                                                                                              
buffer_size: 22050

コマンドはRRi0Wではcard1だったがNEO2ではcard0なのが違う。
で、表示される内容は全くといっていいくらいRPi0Wと同じ

16bitの音源ファイルは問題なく綺麗に再生できる。
24,32bitの音源ファイルを再生するとズザーーの盛大なノイズ音だけに。これが残念。

RRi0Wと比べると性能が数倍ということもあってNanoPi NEO2ではvolumioの動作が凄くキビキビしている。RRi0Wでは画面遷移はモッタリモッタリしているしNAS上の楽曲の情報をデータベース化するのも500曲分程度で1分ほど待たされていたが、NanoPi NEO2では画面遷移は一瞬だし楽曲データベースの更新もあっというまに終る。使ってて気持ち良い。

NanoPi NEOの青LEDが眩しくて目が痛いので停めた方が良い。停め方はvolumioでも以前と同じ

音は変わらない筈なのに何故かRRi0Wで再生するよりNanoPi NEO2で再生した方が音も綺麗に聞こえる・・
バカ耳のくせに思い込みまで入るといよいよヤバイか。

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